コラム

2006.2.11

構造見学会で体感できること

今日から、「構造見学会」が、にかほ市象潟と、秋田市牛島で、開催されます。
昨日は、その準備で、朝から大雨の中、準備をしてきました。建物を出来上がる前に確認するということは、バタバタしている工事中に行っても、材料や道具が雑然としていれば、悪いところも発見できませんが、構造見学会を行うことで、工事中の現場を一旦ストップし、片付け、清掃することで、素人の方が見ても、わかりやすい状況になります。

進行している現場を一旦中止してまで、どうして行うのか? それは、素材、こだわり、施工精度、そして、ものづくりというものを これから家づくりを考えている方々に体感していただこうと思い決断しました。最初は、工事中の現場を見せても、やはり、仕上がっていない室内や出来上がっていない外観をみても、喜んでもらえないのではないか、と思いましたが、昨日、見学会の準備をしてきて、「これなら、納得してもらえる、建物を知ってもらえる」と実感しました。
外面だけの建物ではなく、内面も知って欲しい、そして、どうして快適な家になるのか、どうして安全な家になるのか、そして、将来は、どうやってメンテナンスしていくのか、リフォームできるのか、・・・これは、出来上がった家では、確認することは、できません。「やってよかった」と思える構造見学会にしたいと思います。
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にかほ市象潟町の構造見学会場です。ストーブ一台で暖かく、秋田スギの無垢材の爽やかな香りがします。

by 村上直樹