コラム

2005.11.8

誇りと責任を感じる家づくり

先日、友人から、「家を建てるなら、絶対、直樹に頼む」と言ってくれました。「どうして?」と聞くと、「お前、好きだろ!家をつくるのが、楽しいだろ?」と聞き返しました。私は、「ああ、好きだ。面白い、楽しい!」と答えました。

友人は、「だから、頼みたいんだ」と答えました。新築住宅部門を設けるにあたって、様々な住宅会社を見てきましたが、損得抜きで、「自分が、住みたい!」という家をお客様に提供していかなければならないと、いつも、感じていました。

「シックハウス」という症状が、社会問題になり、建築基準法にも室内に化学物質を含んだ建築資材を使わないように規制され、強制的な換気システムを設けるようになりました。
工業化され、大量生産された結果、地球環境や人体に悪影響を与えることよりも、経済成長を進めてきた結果だと言われます。

「家を建てる」ということは、お客様の代理になって、自分が住む家だと思ってプランや施工をしていきます。ですから、現場でかかわる人間と意見が合わないこともあり、面白くないこともたくさんありますが、その反作用(意見をぶつかり合った結果)が、いい家をつくる原動力になっているのだと思います。

いい家をつくる、お客様に喜んでもらう、一生幸せに暮らしてもらうこと、そんな仕事に誇りと責任を感じます。

by 村上直樹