コラム

2006.1.28

古くて新しい街をデザインしていく

ついに風邪で、ダウンしてしまいました。ここのところ、風邪をひいていませんでしたので、気の緩みが、出てしまったのでしょうか?
最近は、インフルエンザが、流行しているということですので、気をつけていただきたいと思います。お出かけして、家に帰ったら、まず、「うがい」と「手洗い」をお奨めします。

秋田市内の道路は、除雪が進み、除雪費用の予算10億円のところ、実際には、30億円かかってしまったということでしたが、ほとんどの道路の雪が、なくなり、車での運転は、だいぶ楽になりました。しかし、歩道には、まだ雪が残り、通行者にとっては、最悪の状態です。
秋田という地域は、都会と違い、電車や地下鉄がありませんので、どこに行くにも車をつかってしまいますので、広い駐車場のない秋田市の中心街は、お店の数も減り、ガランとしています。そして、広い駐車場のある店舗であれば、スパーマーケットからレストランから眼鏡店から居酒屋まで、繁盛します。

昔は、チンチン電車といいますか、道路の真ん中を路面電車が走り、小さい頃、母親と買い物に行くのに使った記憶があります。しかし、今は、車社会になり、車優先になり、街を歩く人は、誰もいなくなり、秋田市内の商店街は、ほとんどなくなりました。
これからは、車優先の社会に対し、車の乗り入れることのできない街を造ったり、コミュニケーションの生まれる街づくりにしたり、「街をデザインする」ことは、これから、とても重要だと思います。高速道路もいいですが、その前にその地域、街、風土、歴史、伝統を守り、新しく進化していく町並みを作っていかなければならないのでは、ないでしょうか?
路面電車の復活に期待します。

by 村上直樹