コラム

2006.1.12

日本人の良いことを伝えていく

昨日は、1月11日で、大安。牛島の佐藤様宅の建て方が、着工しました。私達は、建物の日取りには、意外と気を使い、できるだけ良い日を節目として始めます。
そうすることで、工事にかかわる人の気持ちが引き締まるといいますか、昔から、普請に良い日というのが、暦にあらわされていますので、工事につきものの事故や災害に会わないように祈念します。

新築の場合は、だいたい、土地を祀る地鎮祭と建物の無事故無災害を祈る上棟式の二つですが、建物に魂を入れるという意味で竣工式を行う方もいらっしゃいます。
いずれにせよ、日本人は、キチンとした性格の国民ですし、昔から行ってきた行事や礼儀を守っていくことが、これからも大事だと思います。

また、新築に限らず、解体するときには、古い建物に「お礼」の意味を込めて、祈祷したり、井戸や池があった場合は、御祓いをしたりと、先人の残したものを大事に思う気持ちは、これからも必要ですし、私達もグローバルな考えで、世界の中の日本の子供達に日本らしい良いものを残していくといった気持ちで、行動していかなければならないと思いました。

by 村上直樹