コラム

2005.12.21

なんでも誰でも簡単に手に入る時代

もうすぐ、クリスマス。
そして、子供たちは、冬休みになります。小学校の娘が、「フランダースの犬」を読んで、「どうして、昔の人たちは、貧しい人が、多かったんだろう?」と、聞いてきました。

今の時代には、考えられないような貧乏な生活や社会秩序が、昔には、あった訳で、ジェネレーションギャップといったところでしょうか、だいぶショックなようでした。

日本ですと、「一宿一飯の恩義」と言い、訪れた人に「ご飯」を食べさせることが、どんなに質素なものでも、昔は、現代のように簡単に食べ物を得られませんでしたので、客人には、「最高のもてなし」だったと聞きます。

何でも、誰でも、欲しいものが「簡単に」手にはいってしまう時代になってしまい、当たり前になってしまうと、そこに「感謝」する気持ちが、なくなり、どんなこと、ちょっとしたことでも、「不満」になってしまいます。

ですから、私たちは、「辛い事・嫌な事」があった時は、先人に感謝をして、初心に戻り、がんばっていかなければならないと思いますし、そのことを子供達にも伝えていかなければならないと思います。

by 村上直樹