コラム

2005.11.2

責任のある施工管理システム

住宅リフォームを行なう場合、注意をしなければならないのが、下地の状況です。建物の下地材は、外装や内装で覆われ、隠れて見えません。
そのため、リフォーム工事にとりかかってから、解体をして「発見」をする場合が、多々あります。

特に「土台」の腐れ、屋根下地材の腐れ、柱の腐れなど、シロアリの場合もありますが、やはり湿気や雨漏りが、原因です。経年変化による、ヒビや割れから浸透する場合もありますし、施工不良という場合もあります。
ですから、「こんな施工方法では、駄目だな、こうすれば、よかったのに」と、思ったりします。施工した人の責任も大きいのですが、それを管理した人、設計した人の責任は、もっと大きくなります。

第三者検査機関というものがありますが、第三者に検査してもらわなければならないほど、自社の施工管理に問題があるようでは、駄目です。
自社で検査を行い、施工管理する内容をオープンにして公開し、お客様に説明していくシステムでなければならないと思います。

by 村上直樹