コラム

2006.8.31

リフォーム・リノベーション・リユースの時代

だいぶ、涼しくなり、毎日、爽やかな朝を迎えることができ、これから、秋に向かい、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、などなど、秋は、何をするにも良い季節になります。

さて、今日は、秋田県建築設計事務所協会の主催で、「適合証明技術者」の講習会が、あります。適合証明業務とは、住宅金融公庫が行う証券化支援事業(中古住宅)に係る融資の申込み等の依頼に基づき、物件調査(書類調査及び現地調査)を実施して、当該住宅が、公庫の定める基準に適合するか否かについて、判定を行うものです。

そして、この「適合証明書」または、「審査判定書」の作成にあたっては、建築士の専門的な知識を持つ、建築士会に登録している「適合証明技術者」等が、行うことになっています。
たとえば、建築確認日が、昭和56年6月1日以前なのか、以後なのか、または、木造建築でいえば、基礎が、一体の布基礎か、建物の形が変形でないか、クラックがないか、壁の配置のバランスが良いか、筋交いはの有無、壁の割合、オーバーハング(二階の突出)の大きさ、建物が傾いていないか(出隅で、1000分の6以上の傾き「1mの高さで、6センチの傾き」の場合は不適合)などなどをチェックしていきます。

特に最近の住宅は、新築だけでなく、中古住宅の売買も多くなり、また、既存の建物をリフォームすることにより、新築のようになりますので、金額も大きくなり、今後は、そのよな住宅対する融資の取り扱いも、金額も大きくなると予想されます。いわゆる、リフォーム・リノベーション・リユースの本格的な時代になります。

新築するときもリフォームするときも、ヨーロッパのように日本の住宅も、日本らしい家屋として、今あるものを大切に そして、次の時代に残せるようにしていけたらいいなあと、いつも思います。

by 村上直樹