コラム

  • 2005.11.7

    コーブスブライドを観て

    久しぶりに映画を観ました。小学校になる娘の希望で、アニメ映画の「コーブスブライド」になりました。

    その映画は、「お化け」のお話ということでしたが、コンピューターグラフィックによるリアルな人形の表情と古い時代背景とモノトーンで進行していく内容に少々、不気味さを感じていました。
    しかし、お話が、進んでいくうち、ふと気付きました。なんと、この映画では、この世とあの世の世界を映し出す場面で映像色を変えていたのでした。
    つまり、「この世」は、ずるくて、自分のことしか考えない悪い奴が、たくさんいる場面を映し出すのですが、その時は、モノトーンの暗い映像色になり、「あの世」を映し出す時は、みんなが楽しく、協力的で、親切な人(?)が、たくさんいる場面を映し出すのですが、その時は、フルカラーの明るい映像色になるのです。

    お化け自体は、みんな怖い容姿をしているので、最初は、気持ち悪かったのですが、映画を観ている内に慣れてきて、みんな面白い仲間に感じてきました。この映画の青年が、ふとした行動で、美しい(?)お化けと結婚しなければならなくお話ですが、その美しいお化けが、嫌がる青年と無理やり結婚することは、「自分勝手な自分だけの幸せのために他人を不幸にしてしまう」ことを悟り、相手の幸せのために行動する場面では、歳のせいでしょうか、涙が出てしまいました(笑)。
    面白かったです。

    by 村上直樹

  • 2005.11.6

    バリアフリーリフォームで、幸せ健康生活

    先日、テレビ放映した弊社のリフォーム情報番組の「リフォーム拝見」において、杉渕様のリフォームをご紹介させていただきました。杉淵様は、私が、最初にお伺いしお会いした時、とても上品な方で、昔は、秋田美人で相当有名ではなったかと思ったくらい、素敵な方でした。

    今回は、その高齢の奥様を息子さんや娘さんが、心配をして、バリアフリーリフォームをしてあげたいということで、ご依頼を受けました。そのお宅は、現在、築30年以上になり、広い座敷とお庭のある大きなお屋敷で、居間や台所は、仕切られ、暗い茶の間と寒々とした寝室が、離れてありました。
    私は、この「冬の期間は、とても寒い」という住宅の解決方法として、専門の施工業者による「断熱工法」と「暖房システム」を提案しました。

    通常、断熱は、断熱材を大工さんが施工していますが、断熱効果を高めるため、確かな技術と工法、設備を持っている施工業者で行ないました。
    すると、驚いたことに、断熱材を注入することで、今まで聞こえていた室外の音が、ほとんど聞こえなくなってしまいましたので、今まで必要でなかったインターホンを急きょ取り付けることになりました(笑)。
    つまり、断熱効果と気密で、防音効果も期待できるということです。

    完成にあたり、杉淵様ご家族から、担当の加藤君にお礼のお食事までいただき、ほんとうに心から感謝の気持ちでいっぱいです。
    これからもお幸せに、健康で長生きしていただきたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.11.5

    ショールームフェア

    今月は、毎週土日の二日間、「ショールームフェア」ということで、テーマを決めて、会社ショールームで、住まいの相談会を開催します。
    そして、今日と明日は、「キッチンリフォームフェアー」です。たくさんのお客様のご来場をお待ちしております。

    先月は、リフォーム完成見学会ということで、実際にリフォームした住宅を見学しながら、弊社のリフォームの取り組みや仕上がりを見ていただきました。そして、ほとんどの見学者の皆様に感動していただきました。
    そして何より、見学会を開催させていただいたお施主様に本当に感謝していただき、お引渡しの際に「これからも永いお付き合いお願いします」と言われ、私自身も感動してしまいました。仕事をしていて、こんなにうれしいお言葉は、ありません。

    これからも、私たちは、常に「すべては、お客様のために」をモットーに「本当に喜んでもらえる」お客様と一生のお付き合いを願いながら、日々、努力、勉強していきます。
    そして、お客様から教えていただく事の有難さ、貴重さをかみ締めながら、素直な心で、反省心と向上心を持ち続けていきたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.11.4

    リビングキッチンという考え方

    最近、「リビングキッチン」という台所と居間を仕切らない、むしろ、居間の中に台所を設置するようなレイアウトが、よく見られます。
    「リビング」は、家の中で一番多くいるところ(起きている時)であり、家族、友人や仲間が集うところなので、台所に引っ込んでしまえば、会話のない寂しい空間になってしまいます。

    昔ですと、焚き物をする、煙や臭いなど大変な場所でした。そして、やはり、システムキッチンが、できるまでは、「流し台」というイメージで、キッチンを対面カウンターで隠してしまうというスタイルが、多かったように思います。
    つまり、厨房の中にリビングがあるようなイメージではなく、リビングの中に厨房があると言う感じです。

    高齢少子化になり、大人数の食事を作る必要もなく、料理と食事を一緒に楽しみながらできる、「リビングキッチン」は、これからの主流なのかもしれません。

    by 村上直樹

  • 2005.11.3

    作りすぎずシンプルにいきましょう

    新築住宅で大切なのは、まず、「間取り」です。この間取りが、キチンとできていなければ、良い住宅にはなりません。間取りを決めるためには、土地の調査(隣接する住宅、風景)、方角、ライフスタイル、家族構成などなど、様々な角度からヒアリングを行い、現在と将来を考えた間取りを考え作り上げていきます。

    今現在は、使いやすいのだけれど、将来、邪魔になったり困ったことにならないようにします。壊して作り直すのではなく、作り足していくほうが、無駄がありません。また、採光や通風で、自然の光と自然の風が、通り抜けるように窓の位置を決めます。
    そのうえ、窓を拭けるようにしたら最高です。当然、予算もありますので、予算の中で、まず、重要な項目・基本(頑丈であること、冬暖かく・夏涼しいこと)などを決め、それ以外は、予算の中で、選択していくほうが良いと思います。

    「家は、一生に3度建てないといい家に住めない」と言われるくらい住む人の気持ちや環境が、変わるものです。気持ちや体に良い素材を使い、作りすぎず、シンプルでいきましょう。

    村上商店の展示場にある素敵なアプローチや外観は、その街に住む人の目を楽しませてくれます。

    by 村上直樹

  • 2005.11.2

    責任のある施工管理システム

    住宅リフォームを行なう場合、注意をしなければならないのが、下地の状況です。建物の下地材は、外装や内装で覆われ、隠れて見えません。
    そのため、リフォーム工事にとりかかってから、解体をして「発見」をする場合が、多々あります。

    特に「土台」の腐れ、屋根下地材の腐れ、柱の腐れなど、シロアリの場合もありますが、やはり湿気や雨漏りが、原因です。経年変化による、ヒビや割れから浸透する場合もありますし、施工不良という場合もあります。
    ですから、「こんな施工方法では、駄目だな、こうすれば、よかったのに」と、思ったりします。施工した人の責任も大きいのですが、それを管理した人、設計した人の責任は、もっと大きくなります。

    第三者検査機関というものがありますが、第三者に検査してもらわなければならないほど、自社の施工管理に問題があるようでは、駄目です。
    自社で検査を行い、施工管理する内容をオープンにして公開し、お客様に説明していくシステムでなければならないと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.11.1

    地球環境と住まいづくり

    リフォームをするのか、建替えにするのかの判断基準は、まず、「予算」と言うことになります。予算があれば、解体をした上で、地盤の調査から、必要であれば、地盤改良まで行い、頑丈な土地にしっかりした基礎を作り、そのうえに家を建替えるのが、理想です。

    しかし、予算がない、地盤沈下もしていない、基礎も大丈夫、柱も構造材も使える場合は、全面リフォームで、新築のようになります。構造材の補強は、もちろん、給水排水設備機器、照明機器、暖房機器、最近では、耐震性を高める金具、部材も研究され、市販されていますので、まさに、「資産価値」を高めた家になります。

    地球環境を考え、そして、安全で安心な家をつくるため、また、お客様の笑顔と幸せのために私達は、日々、努力勉強していなかければならないと思っております。

    先月、「全面リフォーム完成見学会」を行なった、二階建てを平屋に「減築」した家です。高窓から、明るい陽射しが、部屋全体に差し込みます

    by 村上直樹

  • 2005.10.31

    秋田スギ展示場「ガーデンハウス」

    玄関に入った瞬間に「木の香り」がする家は、その気持ちのよさで、うっとりしてしまいます。その感覚は、「癒し」という言葉で表現されますが、まさに身体に良いということが、肌で感じることができます。特にその感触は、無垢の木の上で、転がりながら遊ぶ子供たちを見るとよくわかります。「樹」とは、立っている木のことです。切った木は、「材」と書きます。私達は、この「樹」で、自然を感じ、自然に守られ、自然とともに生きてきました。自然を大事にすることは、「樹」を「木」として大切に育て、使い、守って行くことではないでしょうか。

    村上商店の御所野にある秋田スギ展示場「ガーデンハウスのインテリア空間」は、心と体を癒してくれます。

    by 村上直樹

  • 2005.10.30

    いよいよ、ブログ開始

    いよいよ、ブログを開始します。会社のホームページでは、3年くらい前から、社長日記ということで、アップしてましたが、ブログは、どこにいてもパソコンさえあれば、簡単にアップできるということなので、チャレンジすることにしました。
    住い、暮らし、インテリア、ガーデニング、楽しい生活提案ができたらよいなあと思っています。

    ・・・・・・・・・・・・会社の事務所棟とショールーム棟の間にある庭園に秋田スギで通路をつくりました。
    やはり、庭(ガーデン)には、無垢材と自然塗料が、ピッタリです。
    これで、雨の時も雪の時も安心です。
    でも、「木々の雪囲い」しっかり、やらなくっちゃ!!

    建物引渡しは、長いお付き合いの始まり。

    一雨ごとに秋も深まり、ストーブを必要とするようになりました。
    昨日は、全面リフォームの秋田市土崎のお客様へ建物お引渡しを行い、今日は、建坪77坪の新築住宅の由利本荘市のお客様へ、建物引渡しに行って来ました。
    どちらのお客様も今回、住宅という形でお付き合いさせていただきましたが、本当に素晴らしい方々で心から感謝、尊敬しております。住まい作りとは、本当に責任のある仕事で、やればやるほど、奥の深い、目には見えないところにも気をつかい、お客様の幸せを願い、叶えるために日々自ら努力し精進しなければならない仕事です。

    ですから、「建物」というハード面だけでなく、「暮らし」というソフト面にも、クオリティを高めたものを提供できるように勉強しなければなりません。もっともっと、日々勉強し、どんなことも受け入れ、どんなことにも負けないで、すべての物、事に感謝をし続ける自分になりたいです。

    by 村上直樹