コラム

  • 2005.12.9

    みんなで未来を語ろう

    毎朝、会社の朝礼では、当番の司会者が、「今日は、○○の日です」と、発表します。カレンダーや記念日を掲載したホームページなどで、誰でもすぐ探すことができます。

    ですから最近では、誰でも、すぐその場で、どんなことでも、インターネットでわからない事を探すことができる時代になってしまいました。

    数年前には、まったく考えられなかった事ですし、その発達により、いろいろな質問や依頼事項に対し、「わかりません」という返事が、できない社会になってしまいました。
    しかし、「情報過多」時代には、それを正しく生かす人、そうでない人では、雲泥の差になります。

    例えば、私の仕事で言えば、「部屋が、大きい」という結果の情報があるとすれば、それに対し、「部屋を分割して使える」という発見ができなければなりません。

    つまり、「部屋が大きい」という「現在」に対して、「分割する」という「未来」が、見えてこなければ、仕事になりません。
    「現在」を語るのは、誰でもできますし、それで、「未来」を語らなければ、脳は、停止してしまいます。
    しかし、「未来」を語るためには、様々なアイデアや発見が、なければできません。

    情報による「結果」という「現在」をかたるのではなく、情報から考えられる「成果」という「未来」をみんなで語りましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.8

    季節ハタハタ到来!

    秋田沖に季節ハタハタが、到来し、新聞には、大漁のため漁港で箱詰めできないハタハタが、写真で掲載されていました。

    また、市場やスーパーの魚コーナーもハタハタだらけで、昨夜は、当然、私の家の食卓もハタハタでした。子供たちも、この魚は、大好きで、メスのブリコ(魚の卵)を好んで食べます。

    でも、雄の白子も、また、甘くて美味しく、日本酒には、ピッタリです。

    「獲れたてで、新鮮な」ハタハタは、本当に魚の身が柔らかくプリプリして美味しくて、「うまい!うまい!」とつい声を出しながら食べてしまいました。

    住んでいる土地の半径何キロメートル以内、できるだけ近くの「地元でとれた食材」を食べることは、体に合うし、体に良いと言われます。

    最近では、食材に季節感がなくなってしまい、「旬」が、わからなくなってしまいましたが、秋田で、その季節に合った魚のハタハタや米のキリタンポや野菜、山菜などの料理を食べると、何故か元気が出ます。

    そんな気持ちになるのは、私だけでしょうか?

    by 村上直樹

  • 2005.12.7

    一つの口と二つの耳

    毎月六日は、お坊さんが、来る日です。
    仏壇にお供え物をして、代々の先祖を拝んでいただきます。

    その時は、時間があれば、私も同席しお経を聞くのですが、どちらかというと、面倒くさいほうですので、家内に任せています。
    でも、先祖だとか、誰かにいつも支えられて、自分が生きているんだなあと感じていますし、そのことには、いつも感謝しています。

    よく、偶然たまたま、失敗が見つかった時など、問題が発生した時など、それが、自分自身に対する「警告」となり、新しい「発見」があった時などは、本当に「知らせてくれたんだ!」「助けられたんだ!」と感じます。

    よく「天の声」と言われることですが、まさにそれを感じる時があります。
    「失敗」や「問題」を先送りにするのではなく、その場で、反省、解決していくことで、みんなのためになります。

    とにかく、「警告」には、いつも素直に聞き入れ、適切な判断と決断をしていくことが大事だと思います。

    「神は人間に一つの口と二つの耳を与えた」というのは、 二つ聞いて、 一つ話しなさいということだそうです。素直に生きましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.6

    子供の成長に感じること

    昨晩は、自宅に新しいテレビが、到着し設置されたので、家族みんなで、ビデオを見ました。
    そのビデオは、5年前の誕生日や家族で遊びに行った時、あるいは、クラブ活動の試合などをハンディビデオで撮影したものでした。

    現在、高校2年の長男、中学校3年の長女、小学校5年の次女が、それぞれ、中一、少5、少1の、まだまだ、可愛らしい頃で、自分たちの幼稚な顔や行動にみんなで、笑い転げてしまいました。

    5年前というと、私の歳になりますと、ほとんど変化がないのですが、子供の成長の早さには、目を見張ります。でも、体が大きくなって、色々な知識が身についても、まだまだ、中身(精神的に)は、幼いなあと思ったりします。

    この中身の成長には、やはり、見聞、体験、出会い、そして、反省、努力、感動が、必要になります。
    部屋に閉じこもり、何もしない、誰にも合わなければ、何の失敗もないのですが、精神的にも肉体的にも何の成長もないどころか、「人間」でなくなってしまいます。

    人と人の間で、様々な、失敗や成功、そして、喜怒哀楽があり、成長していきます。

    そして、基本は、「正しいこと」を行うことです。失敗しても「正しいこと」をやっているのなら、何の心配もいりません。

    必ず、最後は、喜びに転ずると思います。
    子供の成長も会社の成長も同じなんだなあと思ったりしました。

    by 村上直樹

  • 2005.12.5

    美と安全と安心の追求

    ここのところ毎朝、屋根の上は、雪で真っ白です。
    やはり、雪国秋田には、白銀の世界が、似合います。

    先日、住宅建築という本を読んでいましたら、
    「住宅建築は、建主、設計者、大工、工務店等等のあいだになりたつ知恵と交流と共感と信頼関係の体験の積みかさねがあって、はじめて成就できるもので、誰か特定の個人の製作作品では、断じてありません。」
    と、平良敬一先生が、この「建築住宅」という本の創刊にあたって述べていました。

    わたしも、そこのところは、特に感じており、住宅に限らず、どんな事も、どんな物も様々な人々がかかわり、知恵と技術を出し合い、素晴らしいものを発見し、完成させて進化していくものだと思います。

    住宅は、古来より、竪穴式住居から、近代のコンクリート住宅まで、「安全と安心」を住む人に与えてきました。
    そして、そこに携わる人々の信頼関係が、本当に安心できる、安全な家になります。もし、そこに信頼関係のない、自分のことしか考えない人がいるとすれば、その建物は、不安定な、未完成なものになってしまいます。

    住宅建築にかかわるすべての人との「信頼関係」を深め、「確認・報告・連絡・相談」を行い、「美と安全と安心の追求」をしてまいりたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.4

    誕生日を迎えて思うこと

    今日は、私の49回目の誕生日です。
    年齢のわりには、若く見られるので、実際には、得をしているのか?損をしているのか?わかりません。

    しかし、私は、いつまでも身の回りを若々しくして、そして、健康でいることは、まわりのみんな(家族、社員、友人、お客様)にも、とても良いことだと思っています。

    歳をとるということでは、最近、ニュースで、定年制の廃止とか、定年の年齢を伸ばすように国で、指導しています。
    それは、少子高齢化が、及ぼす国の負担を少なくするということで、発令されると思いますが、良いことだと思います。

    私たちは、どうしても、老後は、「年金暮らし」で、悠々自適といきたいところですが、むしろ、仕事をしているほうが、少々のストレスが、刺激となり頭もつかいますし、とても良いことだと思います。

    若年期、中年期、老年期を生きていく中で、それぞれの年代にいろいろなハンデキャップが発生します。
    しかし、私たちは、そのハンデキャップを背負いながら、生きがいや目的を見つけながら楽しんでいきます。

    わたしは、いつも、とにかく新しいことにチャレンジしていく気持ちで、失敗しても、人生を楽しんでいます。そして、その精神の基本は、「みんなのためになるか」を確認して行動することです。

    来年は、50歳、会社は、創業90年、会社設立55年です。頑張ります。

    by 村上直樹

  • 2005.12.3

    「グットラック」を読んで

    昨日、子供が、「グッドラック」という本を読みたいというので、本棚から出し貸してあげました。

    私が、その本を読んだのは、2年前でしょうか?

    たまたま、書店の店頭に「小学生から91歳までよんでいるベストセラー」というキャッチコピーが、目に留まり購入しました。
    その本は、わかりやすく、読みやすく、1時間ほどで読んでしまう本ですが、「おとぎ話」を例にとり、経営や仕事や人生について語っていきます。

    その内容の主題は、「運と幸運は、違う」ということです。
    つまり、「運」とは、宝くじなどが、当たりお金持ちになること、「幸運」とは、自ら作り出すものということです。

    何の努力もせずに、うまくいかないことを「運」のせいにする人や人のせいにする人は、自ら「幸運」を手にいれることができないということです。

    この本の中に出てくる言葉で、「下ごしらえ」という言葉が出てきます。「下ごしらえ」とは、「幸運」を手に入れるための「畑を耕す」ことです。

    「畑」には、種がないと作物は、とれません。「幸運の種」は、天から降り注いできます。
    しかし、畑がないと、そして、耕されてないとその「幸運の種」は、成長し花が咲きません。

    私たちは、「幸運」とは、ただ、天から降ってくるもの、手に入れれるものと思ってしまいますが、実は、地道な努力とあきらめない精神が、「幸運」を生み出してくれるのだと教えてくれる本です。

    by 村上直樹

  • 2005.12.2

    全てに「こだわり」の家作り

    現在、建築中の「秋田スギの家」は、土台の青森ヒバ以外は、オール秋田杉の無垢材です。
    柱もすべて、「4寸角」とし、壁の仕上げ材は、「珪藻土」、床の仕上げは、「秋田杉」と「コルクタイル」です。

    とても「シンプル」ですが、「ナチュラル」な素材と「頑丈な」構造材で、インテリアデザインと外観の「カラー」と「樹のイメージ」を考えて設計をした家です。

    今問題になっている「耐震」は、「壁耐力」を強化するために「ダイライト」という面材だけではなく、在来工法の「筋かいと金具」を併用した家作りにしました。

    「自分が住む家」ではな、「大事なお客様が住む家」を作る、「本当に喜んでもらう家」を作る、そんな思いを抱きながら、毎日、一日中考えて、心配(こころ配り)しながら、工事を進めています。

    早く、完成し、色々な方に見ていただきたいです。

    by 村上直樹

  • 2005.12.1

    安心安全健康快適

    今日から師走になりました。

    早いもので、あっと言う間の一年でした。最近のテレビや新聞で問題になっている、構造設計の偽造事件ですが、安全と安心を売り物としているマンションやホテルが、次々と閉鎖していくのを見て、どこまでいくのだろうと不安になってしまいます。

    コンクリートの建物は、重量がありますので、人間で言う「筋肉」というコンクリートを「骨」という鉄筋が、支えていることになりますので、鉄筋のない建物は、「骨ぬき」になった人間と同じだと思います。

    私は、その責任は、様々な「管理」する人達がたくさんいますが、すべては、その管理の「トップ」に立つ人、つまり、[:てれちゃう:]社長にあると思います。

    すべての小さなミスや手抜きも、それをやった人ではなく、やらせた人の責任になります。常に目を光らせ、耳を立て、現場に行き自ら感じなければ、本当に良いものは、できません。

    「安心、安全」そして、「健康、快適」を提供し、お客様の幸せ作りを体を張って提供していきたいと思いました。

    by 村上直樹

  • 2005.11.30

    その場で決める、期限を決める

    私もそうですが、何事もその時に、思いついた時にやらなければ、忘れてしまったり、やる気がなくなったりします。

    よく、「後でもいいですか」と言う人がいますが、そんな人は、いつも、その仕事や頼まれごとを忘れたりして、仕事の遅い人が多いです。
    どうしてかと言うと、他人に「いつでもいいよ」と言う人は、自分にも「いつでもいい」という気持ちがあると思うからです。

    何事も「その場でできることは、すぐ、その場でしてしまう、解決してしまう、決めてしまう」のが、鉄則です。
    そして、もし、その場でできなければ、「いつやる」と、期限と時間を決め、その人と約束することです。

    期限を決めない仕事、行動、約束は、ありません。
    人生も期限付きなのですから・・・。

    by 村上直樹