コラム

  • 2005.12.20

    放射冷却と住宅の断熱

    今年も、残すところ10日、本当に秒読みに入ってきました。

    毎日の大雪の影響で、道路事情も悪く、配送の方々も大変だと思います。
    ニュースでは、名古屋の大雪と放射冷却について説明していました。
    放射冷却とは、地上の熱が、空に舞い上がり、地上が、零下になってしまう現象です。
    むしろ、雲があるほうが、その現象が起こらないため、温度が下がらないということでした。

    暖かい熱は、上にあがることは、誰でもわかりますが、この冬の冷たい空気でも、天空に上がっていくなんて信じられない?と思ってしまいました。
    その放射現象とは、違いますが、住宅でも、同じようになってしてしまう場合があります。

    例えば、せっかく暖房した室内の熱は、天井から放熱してしまうため、実は、天井断熱をしていない家は、とても寒いのです。

    また、天井裏に熱が逃げ、軒を伝わり外に出ようとしますので、それが、室外の冷気とぶつかり、大きな氷のツララが、できます。
    せっかくの暖房した熱が、外に逃げてしまうのは、「もったいない!」のです。

    省エネの時代、これからは、燃料を大切に使うためには、天井、壁、床にも「断熱」が、重要だと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.19

    日本全国寒波到来!

    今日は、年末に近づいたからでしょうか、朝から時間が経つのが、早く感じます。

    昨晩は、日本海側に来ている大型の寒波の影響で、強い風と雪が、吹き荒れ、室内では、窓から聞こえるビュービューと冷たく強い音が、恐ろしいくらい大きくて、なかなか眠れない夜でした。
    数日前から、日本各地では、なんと30年とか50年ぶりとかの大雪で、まさに日本国中が、寒さで震え上がっています。

    しかし、秋田の職人さんは、スゴイ!建築現場では、大工さん、左官屋さんは、こんな大雪や寒さにも負けずに冬対策をしながら、精を出し頑張ってくれています。
    本当に雪国の人達は、素晴らしいと思います。

    街は、クリスマスも近くなり、夜のイルミネーションが、白い雪に反射し、幻想的な雪の世界を映し出してくれます。
    それは、雪国だからこそ、雪国だけに見られる美しい風景だと思います。

    雪は、恐ろしくて、怖いものであり、雪は、楽しく、美しいものでもあります。
    すべての物と事は、相反するものを兼ね備えています。

    長所と短所が、あるから人間らしい。
    短所が、あるから、長所が光る!くよくよしないで、頑張りましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.18

    年末に近づいて・・・

    昨日は、今年最後のミーティングをしました。
    来週のリフォーム完成見学会と新年1月の新築完成見学会の打ち合わせ、そして、来年の事業計画の説明を行いました。

    父が77歳で突然亡くなってから、社長という立場でちょうど5年経ちました。
    当時の社会状況としては、平成不況、政治改革、建設業の衰退などが出てきた頃で、「誰も助けてくれない、どうしよう?」と毎日悩みました。

    しかし、いつも、「自分の好きなこと、やりたいことをやりなさい」という、父や祖父の優しい言葉を思い出し、「インテリア性のある住宅づくり」、「お客様中心の建築業」、そして、「しっかりした社員教育」をめざし、社内改革を行ってきました。

    「内部改革」とは、おおげさな言葉ですが、自分のためでなく、本当にみんなのために頑張ってくれる人と一緒に働きたいと思い、決断し行動してきました。

    そして、来年からの5年間は、いよいよ、その結果を試される時であり、私自身も陣頭指揮、率先垂範で、地域に喜ばれる「家作り」と「住宅サービス業」を確立していきたいと考えています。

    年末には、反省。そして、年始には、目標をもって1日、1月、1年と反省と改善の繰り返しで、頑張っていきたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.17

    いい素材は、いい土壌で育つ

    毎日、雪です。

    北陸では、12月としては、記録的な大雪だそうです。雪が、降っているとなぜか「寒い!」という感じがしません。
    むしろ、吹雪や風の強い時に寒さが、身にしみます。よく「深々(しんしん)と雪が降る」と言われますが、その時は、不思議と冷えません。そう感じるのは、私だけでしょうか。

    いつも、リフォームや新築工事に携わっていると、毎日が、感動と落胆、そして、アイデアと発見の毎日です。

    料理には、素材があって、レシピがあって、[:ディナー:]美味しい料理ができるように、建物も「素材」が、あって、設計があって、[:おうち:]良い建物ができます。
    当然、作る人もとても大切です。よく、素材感を出した料理は、美味しいと言われ、日本料理は、特にその傾向が強いと思います。

    そして、日本の建物も「木」をあらわしにした「素材」のわかる家が、良い家のように思えます。
    特に最近ですと、「LOHAS」という言葉が、先行して流行しているようですが、オーガニックな素材、自然素材が、求められています。

    「こだわり」というより、「あたりまえ」と考え、健康に良いものを食べたり、身の回りに置いたり、建物の内装に使ったりします。

    いい素材は、いい土壌から育ちます。食べ物も、建物も、人間もみんな同じだと思いました。

    by 村上直樹

  • 2005.12.16

    安心と安全の家づくり

    師走となり、大雪となり、クリスマスも近くなると、まさに気ぜわしくなります。
    とくに配送の運転手さんは、サンタクロースなみに忙しい毎日だと思います。
    また、雪による渋滞が、忙しさと重なり、大変な思いをしていると思います。

    最近、改めて感じることは、家作りには、本当にたくさんの人達が、関係してくるんだなと思います。
    そして、トップ(経営者)が、「その家づくりのコンセプト」を明確にし、その目標に向かって家作りをする人達の「連携」の良さで、「いい家」に出来上がるんだなと思います。

    しかし、逆に、今ニュースで世間を騒がせている設計事件のように「住む人を考えない」人達が、「自分の利益」だけのために家作りをすると、大変なことになってしまうのだと思います。

    建物をつくる職人さんのせいではなく、その前の「トップの考える建物に対する考え方」が、間違っているからと思います。
    建物は、「安心と安全」のためにあります。子供の頃、「ネズミの嫁入り」というお伽噺の中で、メスのネズミに似合う強いお婿さん候補は、「太陽」より、「雲」より、そして、「風」より強いものは、「家」でした。

    しかし、その「家」より強いのは、家に穴を開けて住むネズミでした。その時、子供ながらに「家は、強いんだ」と感じた思い出があります

    わたしたちは、「家作りは、幸せ作り」そのためには、将来の子供たちのためにどんな家づくりやサービスをしなければならないかを常に考え行動しなければなりません。

    先日、久しぶりに書いた猫の絵です。
    なんか、悲しそうな顔になってしまいました。
    a cat

    by 村上直樹

  • 2005.12.15

    明るい未来を想像して、創造しよう。

    毎日、大雪です。

    車で、運転していても、車の屋根に落ちてくる雪の音や視界を遮る白い吹雪が、そのもの凄さを感じさせてくれます。

    昔、車もなかった頃、祖父が、厳寒の大吹雪の中、一人でリヤカーを引き、畳の材料を積んで、国道を何時間もかかって運んで仕事をしていたことを母から聞いたことがあります。
    しかし、そのような想像もつかない寒さの中で、仕事をしていた数十年前の時代は、このような、便利な現在の状況を創造できたのでしょうか?

    その答えは、多分、「できていた」と思います。私たちが、「そんなことできるわけがない」と思っていても、世の中には、「こうなりたい」、「こうすればいい」ということを未来的な想像する人がいて、その想像したことを実現するように、様々なものが、創造され、失敗して、修正して、商売になります。

    今、困っていることを「しょうがない」と済まして、あきらめてしまう人と、「今度は、こうすればいい、そして、そのためには、こうしよう」と行動に移すの人では、未来が違います。

    過去は、変えることはできないが、自分と未来は、変えることできると言われます。

    明るい未来を想像して、創造しましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.14

    素直な人は、創造力がある

    会社の中で、決められたことをやる人とやらない人の差は、どこにあるんだろうと思います。
    それはまず、「責任感」と考えてしまいますが、私は、「素直さ」の差だと思います。

    「決められたこと、言われたこと」とは、「やらなければならないこと」であり、「自分のやりたいこと」では、ありません。
    「やらなければならないこと」は、不本意であったり、面白くなったりしますが、それを守り、やり続けることは、どんなことにも対処できる人間になります。

    大企業のような組織では、専門の部署で、自分の好きなことだけやっていけると思いますが、中小企業では、社長も含め、何でもやらなければなりません。

    「オレは、○○だから」と自分の殻を決めてしまうことは、「これしかやりたくないと、わがままを言っている人」にしか見えません。
    また、「素直な人」とは、表面的な「イエスマン」でもありません。

    「素直な人」とは、自分がやらなければならないことを本当に心から信じて行動しますから、嫌々行動するのではなく、考えて行動します。

    素直な人は、いつも、常に今やらなければならないことを面白く、楽しく、本当に喜んでもらうために考えて、アイデアを出して行動します。

    by 村上直樹

  • 2005.12.13

    ロードヒーターを見て、思い出すこと

    大雪になってしまいました。
    昨夜は、会社のロードヒーティングも降雪の多さに負けてしまい、解けきれずに降り積もっています。
    このロードヒーティングを設置したのが、3年前です。
    約30坪の駐車場の床面積ですので、ちょっと目立ちます。
    しかし、設置する以前は、冬になり、駐車場に雪が降り積もると、スノーダンプやスコップで、みんなで雪寄せをして、トラックに積み込み「雪捨て場」というところに運んでいきました。

    しかし、ある日、社員が誰もいないので、私が一人で、みんなのために喜んでもらおうと、スノーダンプを使いながら雪寄せをして、広い面積ですので、向いの空き地に捨てたところ、「そこに雪寄せすると苦情がくる」と陰で言う人がでてきました。

    向かいの空き地には、誰も住んでいませんし、車も置けないように針金で囲ってあり、問題はないと思い、汗をかきかき、足がフラフラになるくらい頑張って雪寄せをしたのに、そのような事を言われ、非常につらい思いをしました。
    そして、「いつか、大雪がきても、雪よせしなくてもいい駐車場にする!」とその時から思っていました。

    人は、何かを気付いたとき、どうしたら良いか、どうしたしたいかを考え、そうなりたいと心に誓い行動することは、振り返ってみると、そのとおりになっています。

    昔から「思いは、叶う」と言う言葉がありますが、「叶う」とは、口で十回言うことだそうです。
    なりたいこと、やりたいこと、十回言って、一回行動してみましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.12

    来年も失敗して反省しよう!

    会社にも贈答用の来年のカレンダーが、届きました。
    また、新しい一年が、はじまるんだなあと感じる瞬間です。

    だれでもそうですが、「来年は、どうなるんだろうか?」と受身で考えるのではなく、「来年は、こうなろう!」と行動的に考えなければ、楽しくありません。

    10年先を考えると、まだまだ先だと考えてしましますが、やはり、一日一月一年の積み重ねです。
    昨日は、会社の年間計画と一人一人の行動計画と目標を考えて作製しました。

    今年の会社の実績やスキルを活用し、来年からまた、少しづつ進化していくための計画書です。
    すぐには、大きく変化しませんが、少しづつ、正しく、確実に成長したいと思っています。

    一つのことを成し遂げるためには、たくさんの失敗と挫折を繰り返しながら、励ましあい、助け合い、前に進んでいかなければなりません。

    失敗しない、反省しない人は、成功もしない、感動もない人かもしれません。
    来年は、たくさん成功して、たくさん感動したいです。

    by 村上直樹

  • 2005.12.11

    夢と目標を持って頑張りましょう

    冬といっても、雪の降らない日々でしたので、厳しい寒さを感じませんでしたが、ついに昨日から、寒波がやってきました。
    一気に「北国の冬」という感じになりました。雪の降らない地方に住んでいる方には、雪は、「白銀の世界」のように美しく見えますが、実際に生活をしたり、仕事をするには、「辛い冬、厳しい寒さ」ということになります。

    昔、母もテレビを見て、「東京の人は、雪を綺麗だと言うけど、本当は、寒くてたいへんなんだよな」と口癖のように言っていました。

    しかし、最近では、北国の「衣食住」が、まったく変わり、建物には、高性能な断熱材や暖房設備が備えられ暖かく、着るものには、オシャレで暖かい防寒着や防寒シューズを安く購入することができ、食べるものも季節に関係なく野菜や食品が、スーパーに並べられていきます。

    10年前、20年前には、考えられなかったことが、現実に当たり前のようにあります。

    日々の小さな変化は、気付きませんが、長い年月の変化には、驚いてしまいます。

    私たちは、この日々の小さな変化の積み重ねをしながら、「進化」していきます。「できません」ではなく、「きっと、できます。やってみせます」という、夢と目標をもって、頑張っていきましょう。

    by 村上直樹