コラム

  • 2005.12.30

    新たな気持ちで、新年にチャレンジするために

    会社も正月休みに入り、今年は、例年にない大雪のため、最後の最後まで、雪寄せや倒壊したカーポートの処理に追われ、事務所や倉庫、作業場の清掃もあまりできないまま、終わりました。

    私の場合は、毎年、特に歳を重ねるほど、新年を迎える気持ちが薄らぎ、「ハッピーニューイヤー!」と大晦日の夜中ににテレビでお祭り騒ぎをする前に早々と眠ってしまいます。

    しかし、年が開け、「新しい年」を節目として、気持ちを引き締め、アイデアや、やる気が出るのは、やはり、1月なのです。
    そして、お正月休みの期間にに新しい手帳に今年の目標や、やりたいことを書き留めるのが、私にとっては、至福のときであり、とても楽しい「初夢」なのです。

    その手帳には、自分だけでなく、様々な人が、登場します。
    家族、社員、お客様、友人、知人、取引先など、みんなが良くなるように幸せになるように「脚本」されます。

    つまり、人生や仕事というステージで、どんな物語にしていこうかと考えるのです。

    自分を主役とするのではなく、自分自信も客観的に見て、役柄を決め、みんなの幸せづくりの物語にするのです。
    さて、そろそろ、来年の物語の構想を考えましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.28

    本当のいい家づくり

    秋田市は、毎日、毎日、降雪と寒さに加え、除雪作業もはかどらず、道路状況が悪く、車の運転もノロノロで、通常の3倍以上の時間が、かかっています。
    そして、街路の風景は、まるで、北海道の小樽か網走ではないかと、思うくらいの雪の多さに今年の冬の物凄さを感じます。

    そんな中、昨日は、1月から完成見学会を行う新築の現場のデコレーションをおこなってきました。
    いわゆる、インテリアの飾りつけですが、窓周りや、家具を置くことで、その家の良さといいますか、本当の奥深さが、見えてきます。
    そんな時、その現場で、断熱工事の職人さんが、「この家のカタログは、ないですか?」と聞いてきました。
    「どうして?どこがいいですか?」と聞くと、「すべて秋田杉の無垢材でつかわれている家で、工事をして、いいなあと思いました」と答えてくれました。

    私は、本当にうれしかったです。

    それは、その家の工事に携わり、見えない所を見ている職人さんに「いい家」といわれるのが、本物の家だと思っているからです。

    いい家は、業者や職人さんが、知っています。それは、構造や機能、性能は、もちろんですが、それを、建前だけでなく、本当に心からお客様のためにしっかり責任を持って誠心誠意施工する会社が、いい家を作れるのだと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.27

    今年を振り返り、来年に思う

    秋田県内でも、象潟は、雪の少ない温暖な所とは、噂に聞いていましたが、昨日、本当に驚いてしまいました。
    雪の多い日本海沿岸道路を車で走っていて、象潟に近づいた瞬間、「あっ、屋根に雪が積ってない!」と叫んでしまいました。
    道路にも雪が少なく、秋田での大雪が、嘘のような光景でした。

    「松尾芭蕉の訪れた最北端の地」ということですが、秋田は、雪が少ない所と思ったのではないでしょうか。さて、あと二日で、弊社は、仕事納め。そして、今年は、あと5日。今年は、どんな年だったんだろう?と自分自身に振り返ると、本当に素晴らしい人に出会えた年だと思います。

    人の出会いは、人生を根本から変えてしまうと言いますが、この出会いがなければ、どうなっていたんだろうと、不安と感謝の気持ちでいっぱいです。

    私達は、いつも、人と出会い、そして、人生を切り開いていきます。人と人のかかわりから、嬉しいこと、悲しいこと、辛い事、寂しいこと、喜怒哀楽が、生まれます。

    来年は、どんな人とめぐり合うのか、どんな人と別れるのか、そして、どんな人生にしていくのか、それは、すべて、自分自身の夢と行動力で、実現します。
    「夢は、叶う」と信じて、頑張りましょう。

    by 村上直樹

  • 2005.12.26

    秋田の自然の厳しさを知ること

    年末の繁忙期に大雪、強風、落雷など、今年の天候は、大荒れです。

    秋田市内の道路は、雪寄せした山のような塊が、歩道に積み上げられ歩行者の妨げになり、また、車道も除雪をしていないため、凸凹で、私は、自分の車のフェンダーを破損してしまいました。

    いつまで、続くんだろう?と不安になってしまいますが、秋田の厳しい冬、天候は、毎年のこと。

    ですから、何もしないで、その冬を嘆くのではなく、むしろ、その自然の厳しさを肌で感じれること、その中で冬の楽しみや冬の対策を考えて、暮らしていくことが、大事だと思います。

    今日は、象潟で上棟式があります。上棟式は、工事の無事を祈願するもの。
    厳しい冬の工事は、寒さとの戦いです。

    しかし、その寒さや強雨風から守るのが、「家」です。
    そのたくましい家、丈夫な家、安心できる家を作るのが、私達の使命です。

    秋田の厳しい冬、厳しい自然を肌で感じれるからこそ、秋田の「いい家」を作れるのだと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.25

    大雪の被害と備える心

    ついに今回のこの大雪による被害が、出ました。

    原因と内容は、雪の重みによるカーポートの倒壊です。秋田市は、横手や湯沢などの山間部とちがい、沿海側ですので、大量の雪が積るということは、あまりありません。

    そのため、秋田市内のカーポートは、積雪用でないタイプもだいぶ取り付けられていますので、雪下ろしをしていない場合、倒壊し、車が下敷きになり、フロントガラスが割れたり、屋根がつぶれたりしているようでした。

    二本足のタイプ、もちろんのこと、4本足のタイプも真ん中から、真っ二つに潰れているようでした。

    昨日は、弊社で取り付けたお客様ではありませんが、SOSのお電話を数件いただき、担当者と社員総出で、雪や壊れたカーポートの撤去に追われていました。

    やはり、秋田は、10年に1回大雪が来ると考えて、積雪タイプのカーポートにしたほうが、良いと思います。
    カーポートの倒壊だけでなく、車の被害も大きなものになり、また、人身事故もありえるからです。

    二次被害、三次被害を考え、何事も注意深く行っていかなければならないと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.24

    自然素材の素晴らしさを体感する

    リフォーム完成見学会が、昨日から始まりました。

    この大雪にもかかわらず、遠方から来ていただいたお客様、タクシーで来ていただいたお客様など、たくさんのご来場をいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

    いつも、来場していただいたお客様には、リフォームの素晴らしさをご体感いただけるよう、心を込めて、ご説明、ご相談をお受けするように心掛けてます。

    特に今回は、仕上げ材として、「桐」の材料を床、建具などにふんだんに使用しており、また、断熱材を天井・壁・床にしっかり充填し、「自然素材のぬくもり、暖かさ」を感じることのできる空間になっておりますので、ご来場されたほとんど全員の方が、あ~、いい~」と感動されて行きました。

    この自然素材の気持ちよさ、心地よさは、「調湿」「保温」「消臭」「芳香」など、本来持つ自然素材の機能が、影響しています。

    昔ですと、当たり前に使っていた自然素材を最近、目新しく感じるということは、何か置き忘れてきたものを思い出すような気持ちではないでしょうか。

    by 村上直樹

  • 2005.12.23

    緊急事態に備えておくこと

    新潟の中学校の教師をしている大学時代の友人から、久しぶりにメールが来ました。
    昨日は、新潟地域で広域に停電の事故があり、また、寒波による大雪や強風で、大変な思いをされていました。

    学校というところは、大人数の子供達を預かっているところで、そこで子供達を守ること、そして、無事に自宅へ帰すことまで行う、大変な職業だと思います。思春期の子供は、自分の世界があり、まわりが、見えなかったりします。

    そんな子供に「気付き」を与えたり、「指導」したりすることは、とても難しいことだと思います。

    特に今回のような災害事故、緊急事態のなかで、パニックを起こさない様に冷静沈着に指示を下すことは、先生自身、相当の集中力がなければできません。
    また、学校自体、突然の災害や事故に対して、前もって設備を準備しておくことも必要だと思います。

    新潟では、こんな大停電にコンビにの電気は、ついていたそうです。

    秋田でも、一昨年の台風で市内が停電になった時、ローソンだけは、しっかり電気がつき通常とおり、営業していました。やはり、突出する会社、企業は、そこのところが違うんだなと感じました。

    そのノウハウを学校や公共施設に生かしたら良いと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.22

    スタイリストと住宅

    いよいよ、明日から始まる「全面リフォーム完成見学会」のお客様宅へ行ってきました。
    最終の仕上げのクリーニングの最中でしたが、自分でも驚くぐらい「変身」していました。

    やはり、「内装仕上げ」をしないと、完成のイメージが出ません。しかし、この仕上げも私達プロでも不安になる時があります。
    それは、配色といわれる色の組み合わせやデザインなど、場所場所で空間が違いますから、出来上がって、やっぱりこうすれば良かっという点が、出てきたりするからです。

    服装では、よく、芸能人や有名人に「スタイリスト」という、ファッションを選んでくれる人が付きます。
    今まで、テレビでなんとも思わなかった人が、「あっ、服装変わった、カッコイイ!」と思う人は、大概スタイリストが、ついています。
    ファッションのプロが、選ぶとこんなにも変わるのか?と思うほど、違います。
    それは、やはり、「セレクトする能力(センス)」と、「豊富な商品知識」がなければできません。

    わたしは、その点は、住宅のプランナーやコーディネーターも同じだと思います。
    家作りは、構造から仕上げまで、一つ一つセレクトして、組み合わせして出来上がっていきます。
    ですから、住宅のプロは、センスと商品知識を兼ね備えていなければなりません。

    しかし、その前にもっともっと大事なこと、それは、「お客様の立場で、お客様のために心から本当にいい家をつくる人」でなければなりません。

    by 村上直樹

  • 2005.12.21

    なんでも誰でも簡単に手に入る時代

    もうすぐ、クリスマス。
    そして、子供たちは、冬休みになります。小学校の娘が、「フランダースの犬」を読んで、「どうして、昔の人たちは、貧しい人が、多かったんだろう?」と、聞いてきました。

    今の時代には、考えられないような貧乏な生活や社会秩序が、昔には、あった訳で、ジェネレーションギャップといったところでしょうか、だいぶショックなようでした。

    日本ですと、「一宿一飯の恩義」と言い、訪れた人に「ご飯」を食べさせることが、どんなに質素なものでも、昔は、現代のように簡単に食べ物を得られませんでしたので、客人には、「最高のもてなし」だったと聞きます。

    何でも、誰でも、欲しいものが「簡単に」手にはいってしまう時代になってしまい、当たり前になってしまうと、そこに「感謝」する気持ちが、なくなり、どんなこと、ちょっとしたことでも、「不満」になってしまいます。

    ですから、私たちは、「辛い事・嫌な事」があった時は、先人に感謝をして、初心に戻り、がんばっていかなければならないと思いますし、そのことを子供達にも伝えていかなければならないと思います。

    by 村上直樹

  • 2005.12.20

    放射冷却と住宅の断熱

    今年も、残すところ10日、本当に秒読みに入ってきました。

    毎日の大雪の影響で、道路事情も悪く、配送の方々も大変だと思います。
    ニュースでは、名古屋の大雪と放射冷却について説明していました。
    放射冷却とは、地上の熱が、空に舞い上がり、地上が、零下になってしまう現象です。
    むしろ、雲があるほうが、その現象が起こらないため、温度が下がらないということでした。

    暖かい熱は、上にあがることは、誰でもわかりますが、この冬の冷たい空気でも、天空に上がっていくなんて信じられない?と思ってしまいました。
    その放射現象とは、違いますが、住宅でも、同じようになってしてしまう場合があります。

    例えば、せっかく暖房した室内の熱は、天井から放熱してしまうため、実は、天井断熱をしていない家は、とても寒いのです。

    また、天井裏に熱が逃げ、軒を伝わり外に出ようとしますので、それが、室外の冷気とぶつかり、大きな氷のツララが、できます。
    せっかくの暖房した熱が、外に逃げてしまうのは、「もったいない!」のです。

    省エネの時代、これからは、燃料を大切に使うためには、天井、壁、床にも「断熱」が、重要だと思います。

    by 村上直樹