コラム

  • 2006.2.14

    社会に必要とされる会社になろう

    今年は、1月から、毎週土日が、見学会や相談会でしたので、その準備や接客で、忙しさに振り回され、既存のお客様へのサービスが、おろそかになってしまい、深く反省しています。
    新しいお客様との出会いも大事ですが、これからお客様になっていただく方、今までお付き合いしていただいているお客様、すべてのお客様に気を使い、心を配り、対応したいと思っております。
    そして、そのためには、私達は、毎朝行う朝礼、毎夕行う終礼で、営業も職人も現場監督も総務も、みんな全員で確認し合いながら、協力し合いながら、お客様にサービスをしていこうと心がけています。

    冬の間に工事が無くても、お客様がやってほしいこと、困っていることが、あるはずです。そこのところを報告し合い、連絡し合い、みんなで相談して、喜ばれる会社にならなければなりません。

    松下電器が、13年前に作られ販売された欠陥のある石油ストーブを探し回収しますとテレビ、新聞で大々的に宣伝し、大きな費用を使っています。社会的責任を取るために一生懸命行っているように思えます。そして、そこには、会社の姿勢が、見えます。
    同じように私達も、自社で作ったものであれば、会社が存続していく限り、責任を持って、アフターフォローしていかなければならないと思っております。ですから、松下電器の対応は、とてもよい手本だと思います。
    わたしたちも、本物の社会に必要とされる会社になりましょう。

    by 村上直樹

  • 2006.2.13

    発想の転換で、リフォームを考える

    今日は、温度が上がり、雨の一日でした。昨年の12月から降り始めた雪が、これから一雨ごとに雪解けが進み、いよいよ、待ちに待った春がやってきます。そして、3月からは、リフォームシーズンに突入します。会社の転勤や移動の時期でアパートや貸家の修繕、そして、冬の間、雪や寒さで傷められた外壁や屋根のリフォーム、そして、大型リフォームの着工が、春の爽やかな季節にスタートし、行なわれます。
    毎年のことですが、やはり、冬の期間は、仕事が激減しますので、誰もが不安になります。しかし、この暇な時期にお客様の住まい作りのために、じっくり準備できると思えば、安心します。ですから、この寒い時期に暖かい住宅(モデルハウスや見学会場)で、お客様と実際に体感しながら、ゆっくりと冬の住まいについて、プラン作りをすることで、本当に「いい家」が、できると思います。

    今週の週末(土曜、日曜)は、TOTOショールームで、「リフォーム相談会」を開催します。浴室、キッチン、トイレなどは、実際に現物を見ながら体感できますし、また、それ以外のリフォーム相談も承ります。いつも、来場されたお客様から、リフォームにするか、建替えにするか、どのようにしたら良いか悩んでいることを相談を受けますが、私達プロのチョトしたアドバイスで、「あっ、そうか!そうすればいいんだ!あははは・・・[:楽しい:]」と新しい発想に いつも驚かれ喜ばれます。
    是非、リフォームのヒントを見つけに来てほしいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.2.12

    たくさんの声を聞いて、実現していく

    昨日は、一日中象潟の構造見学会場におりました。見学会では、いつも、お客様の声をじかに聞けるので、私は、とても楽しみにして会場にいます。
    象潟では、今回のこの構造見学会に来場された方は、「構造見学会を見たことがない」と言う方が、全員でした。また、無垢の木をふんだんに使っていることに「気持ちいい」と言っていただきました。そして、「是非、完成見学会に来たい」とも言っていただきました。
    また、来場されたご年配の男性からは、「丁寧な仕事をしている」とのお褒めの言葉もいただき、「出来上がってから見ても、見るところが無い、間取りぐらいだ。できる前に大工の仕事ぶりを見れるということは、とてもいいことだ」とおっしゃっていただきました。わたしも、そう思います、家作り、ものづくりで、見えないところの技や腕をお客様に見ていただき、感心していただき、褒めていただけることほど、職人冥利は、ないと思います。

    今回のこの構造見学会で、またひとつ、勉強になりました。それは、作る人、作られる人、そして、これから作りたい人、みんな同じ気持ちになっていること。それは、「いい家」にしたいということ。そのためには、たくさんの声を聞くこと、そして、実現していくことだと思います。今日は、どんなお客様に来ていただけるのでしょうか、とても、楽しみです。
    秋田市牛島の構造見学会場のコンセプトは、秋田スギでつくる「若い夫婦のためのシンプルインテリアな家」です。仕上がりにご期待ください。

    by 村上直樹

  • 2006.2.11

    構造見学会で体感できること

    今日から、「構造見学会」が、にかほ市象潟と、秋田市牛島で、開催されます。
    昨日は、その準備で、朝から大雨の中、準備をしてきました。建物を出来上がる前に確認するということは、バタバタしている工事中に行っても、材料や道具が雑然としていれば、悪いところも発見できませんが、構造見学会を行うことで、工事中の現場を一旦ストップし、片付け、清掃することで、素人の方が見ても、わかりやすい状況になります。

    進行している現場を一旦中止してまで、どうして行うのか? それは、素材、こだわり、施工精度、そして、ものづくりというものを これから家づくりを考えている方々に体感していただこうと思い決断しました。最初は、工事中の現場を見せても、やはり、仕上がっていない室内や出来上がっていない外観をみても、喜んでもらえないのではないか、と思いましたが、昨日、見学会の準備をしてきて、「これなら、納得してもらえる、建物を知ってもらえる」と実感しました。
    外面だけの建物ではなく、内面も知って欲しい、そして、どうして快適な家になるのか、どうして安全な家になるのか、そして、将来は、どうやってメンテナンスしていくのか、リフォームできるのか、・・・これは、出来上がった家では、確認することは、できません。「やってよかった」と思える構造見学会にしたいと思います。
    象潟4象潟3象潟2象潟1
    にかほ市象潟町の構造見学会場です。ストーブ一台で暖かく、秋田スギの無垢材の爽やかな香りがします。

    by 村上直樹

  • 2006.2.10

    愛される住宅会社になるために

    建物の寿命は、今まで、平均して27年程度と言われてきましたが、現在の建物は、とても性能がよく、寿命も随分長くなったと思われます。
    基礎コンクリート、外壁、窓サッシ、コーキング、通気工法、水切り、屋根材などなど、自然の天候から守る外回りの資材の性能や工法が、広く普及し、格段に良くなったこと、そして、構造においては、耐震金具が普及し建築基準として取り付けられたことで、日本全国、均一な性能住宅が、建てられていると思います。

    最近話題の耐震というと、日本の木造住宅では、やはり、木組み、伝統工法が、良いと思いますが、技術的な問題で、品質のばらつきが出てしまうかもしれません。建築には、様々な理論があり、考え方があり、どれが正解で、どれがダメかということになれば、むずかしくなり、結論が出ませんが、ただ、住宅というものは、そこに住む人、住んだ人が、良いか悪いかを決めるものだと思います。

    先日、全面リフォームした住宅も築38年ということでしたが、土台の腐りもなく、一部構造材の取替補強と接続金具を取り付け、そして、壁面を増やし、外壁の下地にすべて耐震パネルを張ることで、住宅の延命治療を行ないました。
    お客様は、工事中(手術中)を確認してもらい、そして、完成後には、心から感動していただきました。しかし、人間と同じで、手術(リフォーム)をした後は、定期健診(点検)を行い、常にその経過を慎重に調べ(診察)なければなりません。
    それを行なってこそ、本当にお客様に愛される、本物の住宅会社(病院)になります。住宅会社の名医になりましょう。

    by 村上直樹

  • 2006.2.9

    会社経営は、まず、顧客の安全

    昨日は、春のような天気で、暖かく、道路の雪もだいぶ融けましたが、今日は、一転して、気温が下がり、朝から、凍りつくような吹雪です。[:結晶:]秋田の春は、まだまだ、遠いのでしょうか?

    さて、最近の耐震偽装事件が、また、違う地域でも起こっているということで、やはり、量産体制の建物が、そのターゲットになっているような感じがします。数をこなして、コストダウンを図ることは、今まで様々な経営者が行なってきたことです。しかし、コストダウンとレベルダウンは、違います。
    価格を下げて、質も下げることなら、誰でもできますし、そもそも、コストダウン、コストカットとは、無理無駄を省き、厳しい管理システムの中で、行なわれて、初めて達成できるものだと思います。

    先日、本を読んでいましたら、著者が尊敬するある塾の経営者に「塾を経営していく中で、一番大事なことは、なんですか?」という質問に 経営者が、「生徒の安全です」と答えられてました。また、拡大路線をとっている他の塾の広告見出しに「合格者数何百人」と誇示した内容にも、塾生が多いから合格者が多く、実際には、その塾の合格率(合格者÷受験者)を重視しなければならないと、数字に対しても厳しい方でした。

    つまり、どんな職業の経営者も常に「顧客の安全」と「数字」という、お客様にとっても、会社にとっても、一番大事なところをキチンと理解し、社員とともに行動していかなければならないと感じました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.8

    プランとプロセスを大事にする

    いよいよ、今週末は、秋田スギ活用住宅の「構造見学会」を開催します。
    出来上がった建物は、よく「完成見学会」と言って開催しますが、その建物が、どのようにして作られているのか、下地は、どうなっているのか、柱や梁や筋交いなどは、しっかり取り付けられているのか、などを確認したり、建物の仕組みを勉強したりするのが、「構造見学会」です。

    以前、建売住宅のリフォームをした時、築10年くらいの家なのに断熱材が、充填されていない家がありました。築25年以上の住宅ですと、断熱材が入っていない場合が多いのですが、10年前ですと、だいたい断熱材は、袋状のグラスウールが、多く使われていましたので、「断熱材がない!」ことに、ただただ驚いてしまいました。

    建物は、まず、プランからはじまり、そして、施工にとりかかり、完成します。しかし、プランは、お客様と詳しく打ち合わせできますが、施工中は、どうしても見られない場合が多くあります。
    ですから、お客様に工事中を見てもらう、確認してもらう、安心してもらうことで、本当にいい家が、出来上がります。出来上がったものは、やはり、外観でみるしかありません。しかし、性能は、できる前に確認、納得するしかありません。
    是非、出来上がった「完成品」ではなく、「プランとプロセス」をお確かめください。

    by 村上直樹

  • 2006.2.7

    外見だけでなく中身も進化していく

    まだまだ、寒い日々が、続いています。こんなに大雪でも、雪の量は、平年並みだということですので、いつもの年ですと、積もっては、融けるのですが、今年は、融ける前にどんどん積もっていく、短期集中型降雪気候だったのではないでしょうか。
    いずれにしろ、今後の雪対策は、建物の外回りにも気をつけていかなければならないと思いました。

    先週、同業のリフォーム会社が、倒産しました。
    チラシやフリーペーパーなどで「デザイン賞受賞」などとまるで、大きなコンテストに受賞したかのように宣伝したり、「秋田市民リフォーム祭」と言って、まるで、秋田市で主催しているようにして、大きく宣伝したり、派手に催事をおこなったりしてました。ですから、当然、来場したりするお客様の数は、とても多く、私自身も「凄い会社だなあ」と驚いていました。しかし、破産してしまいました。
    その会社は、創業も弊社と同じで、今年で、90年になります。とても古い会社であり、老舗だと思います。そして、弊社のように建設不況のあおりを受けて、業態変化、転換をはかり、チャレンジしてきたと思います。
    しかし、商売の基本を忘れてしまったのかもしれません。つまり、「売り上げ」と「費用」のバランスが、とても悪かったのだと思います。
    このバランスが悪ければ、結果的には、お客様にも社員にも取引先にも、迷惑をかけてしまいます。「進化」していくとは、外見だけでなく、中身も進化していかなければ、「本物」には、なりません。

    お客様のため、社員のため、取引先のため、家族のため、もっともっと頑張って、いきたいと思いました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.4

    「楽天あろまじお」に出演!

    昨日のお昼のエフエム秋田のラジオ番組、「楽天あろまじろ」に出演しました。秋田のいろいろなお店の情報を提供している地域番組です。
    前日、突然を電話をいただき、リフォームについて最近の傾向を聞きたいということで、ショールームに来店されインタビューされたましたが、女子レポーターの椎名めぐみさんが、「社長、三谷幸喜さんに似てますね!」と最初に突然きりだされたものですから、8分ほどの放送時間に一緒にお話をしていく最後に「社長、それでは、最後に一言お願いします!」と言われ、つい、「有頂天ホテルを見てください!」と言ってしまいました(爆笑)。

    さて、その弊社のショールームですが、ラジオでもお話ししましたが、そこでは、商品を見て決める、購入するというものではなく、お客様の住まいについての悩み、夢、希望を聞いて(ヒアリング)、私達が、その要望にあったプランを作成し、提案(プランニング)をして差し上げます。ですから、商品決定は、まだまだ、後ですので、まず、「どんな暮らしをしたいのか?」と言うことをショールームという仮想の空間で、的確にお聞きするようにしています。最初のプランは、無料ですので、お気軽にご相談ください。

    私達のライフスタイルは、十人十色、様々ですが、基本は、誰でも一緒です。それは、「快適」な生活、「安心」できる空間、「安全」な暮らしです。そして、その中ににお客様の趣味や好みを取り入れていくことが大事です。
    私達の仕事は、目に見えないもの、まだ、ないものを売る仕事です。よく、図面やパース、模型などを使って説明しますが、現物は、見れませんし、わかりません。
    ですから、実際には、その出来上がった家を見せてもらうのが、一番です。「完成見学会」が、そうですが、その家を見ると、リフォームでも新築でも、特にリフォームは、驚くほど新築になってしまった家に「感動」と「驚き」を覚えると思います。
    自分の目で見て、肌で感じてみること、本物を体感してみることをおすすめします。

    by 村上直樹

  • 2006.2.3

    伝説の男になろう!

    大体、どこの会社にも経営計画に中長期計画というものがあります。大体、5年から10年後の会社の経営を考えて作成するのですが、私は、超長期計画というものを作成し、掲げていくべきだと思います。つまり、100年後には、どんな会社になって欲しいのかということを考え、その夢を実現するために社長をはじめ、社員全員で、正しいことを着実に確実に行っていく会社にならなければいけないと思います。
    100年後には、今の社長も社員も誰もいません。
    しかし、その会社にある伝説は、残り、語り継がれていきます。その時代、時代に会社のために頑張った人、努力をした人、助けた人などなど、その人がいたから、今の会社があるんだと言われるような人にならなければなりません。
    だから、社長も社員も自分のことだけ、今だけの利益、自分達だけの利益を考えては、仕事はできません。

    将来、いや、未来の社員のために今、何をしなければいけないかとう、壮大な夢が、切り開けます。私達は、何でも、生きているうちになんとかしようと、自分のことだけを考えてしまいますが、自分達の会社を「進化」させながら、未来に夢を託し、次代に引き継いでいくということ、そして、「勇退」していくことも素晴らしいことだと、思います。
    「伝説の男(女)」になりましょう。

    by 村上直樹