コラム

  • 2006.2.25

    万が一の時の保険と対応

    毎日、過ごしやすい日々で、道路の雪は、すっかりと融けました。しかし、雪捨て場になった場所には、まだ汚れた雪が高く積もり、今回の大雪の爪あとを残しています。そして、いたるところで、雪による被害で、特に雨どい、庇、カーポート、屋根などが、壊れているのを見かけます。

    今年のこの雪害には、保険会社の方が、現在、大忙しだそうです。昨日も、屋根のリフォームの件で、電話で確認がありました。それは、保険会社の方から『屋根の工事のところで、「すがもり」と見積書に記載があるのですが、これは、秋田弁ですか』と聞かれました。「すがもり」とは、屋根の庇に雪がたまり巻き込まれ、凍ってしまい、それが、融けた時に水が、建物内にしみ込んでしまう現象をいいますが、東京の保険会社の方は、そのような言葉を聞いたことが無いということでした。
    また、雨樋の単価や工事に必要な内容など、詳しく調査しているようでした。「保険金不払い」ということは、ないのでしょうが、今回の記録的な雪害には、各保険会社で、相当の金額が、支払われることになると思います。

    「保険」とは、このような「万が一」の時に実力を発揮しますので、やはり、個人個人で、「リスク」に備えておいた方が、良いと思います。また、今回のこの雪害で、「保険会社の対応」が、会社により、それぞれ違うことも見えてきてますので、今後この「保険会社の質」も問われると思います。

    by 村上直樹

  • 2006.2.24

    ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブンで頑張ろう

    昨日は、ポリテクセンターに行って、セミナーの講師をしてきました。そこは、もともと、中学校卒業し、就職すための職業訓練校だったと聞きました。そして、最近では、高校に進学する人が多く、そこで、年齢に関係なく、ハローワークで就職を探している人が、技術やスキルを身につけるための施設になったと知りました。
    セミナーの前に館内をセンター所長に案内していただき、とても大きな校舎になんと250人の方に職業指導、訓練をされていると聞き、また、充実した設備や教育システムにとても驚いてしまいました。

    私が、講師をした生徒達は、「住宅サービス科」といい、住宅にかかわる仕事、いわゆる大工工事を基本とした技術を勉強している方々でした。私のお話しは、今まで行ったリフォームについての説明をし、あとは、フレッシュワーク秋田の鈴木さんからの質問、生徒からの質問という形で、進行してもらいました。
    その中で、生徒からの質問で、「リフォームの営業は、残業はつかないし、頑張っても成果が出なければ、認められないが、どうですか」というようなことを言われたと思いますが、そこで、私は、「頑張っても認められないような会社なら、やめたほうがいいです」とお答えしました。ただ、「頑張る」とは、「ギブ&テイク」(やったから、とる=やってあげたから、よこせ)という自分の立場だけで考え、見返りを期待して行動するではなく、「ギブ&ギブン」(相手の立場や、みんなのことを考え、やり続けることで、回り(会社とお客様)から認めてから与えられる)ものだとお答えしました。

    そして、私の会社の佐藤琢也君の例をあげ、辛い営業からはじめての職人にチャレンジし頑張り、素直な心で自ら技術向上に努め、礼儀正しく行動し、お客様から認められ、喜ばれ、感謝状までくるような社員になれば、会社の宝となり、うまく行くと思いますとお話しました。
    是非、皆さんに頑張って、新しい仕事にチャレンジしてほしいと思いました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.23

    店舗工事と住宅工事の違い

    今月は、ホテルや百貨店の改装工事が、盛んに行われていますが、2月・8月(ニッパチ)は、暇というのは、昔から言われていますので、やはり、どんな商売も売り上げが下がる時期で、それに合わせて行っているようです。

    しかし、ホテルや百貨店は、すべてを休んで工事をするのではなく、営業しながら工事を進めていきますので、当然、夜間工事というものが、発生してきます。しかし、東京では、「24時間眠らない街」というくらい、夜間でも働く人が、慣れていますので、効率よく作業をする人がいますが、秋田の場合は、「夜は静まり帰った街」(昼でも静まりかえってますが・・・)ですので、夜間工事には、不慣れであり、とてもむずかしいと思いました。
    店舗工事は、住宅工事と違い、まず、目的が違います。店舗工事は、「設備投資」ということで、その投資した金額をできるだけ早く回収することが、利益を増加させることになりますので、工事期間が短ければ短いほど、営業スタートが早くなり、売り上げを上げるように考えます。
    住宅工事は、どうでしょう。住宅は、個人のものであり、売り上げを上げるものでもなく、そこに永く住み、暮らし、できるだけお金のかからないように生活していける、安心で安全な家、そして、家族、友人、近所の人達と楽しく、気持ち良く過ごせる家が、良いのではないでしょうか。そのためには、見栄えではなく、中身、つまり、「暮らし方」や「心と体」を考えながら、作り上げていかなければならないと思います。

    木の香りに包まれた空間で、四季を感じ、ゆっくりと過ごす時間は、日ごろのストレスや疲れを癒してくれます。
    今年は、そんな気持ちの良い家をリフォームや新築で、提供していきたいと思いました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.22

    女子フィギュアスケートを観て

    今日は、冬季オリンピックの女子フィギュアスケートでした。今朝は、それをテレビで見て、各国の選手が、緊張の中で演技を行い、回転ジャンプの後にミスで、転んでしまう姿には、本当に心から「頑張れ、頑張って!」と敵味方なく、選手全員に応援してしまいます。それは、まるで、自分と照らし合わせ、転んでも転んでも、精一杯頑張っている姿が、とても大事なんだ!と言うことを念じている自分に気付きました。
    どんなに頑張っても、失敗すれば駄目ということは、断じてないと思います。精一杯頑張れば、失敗しても、また、やり直せるし、たとえ、負けたとしても一生懸命やった姿は、勝ち負けに関係なく、美しい姿であり、賞賛できるものだと思います。きっと、失敗した分大きくなって、また、新たな大きな目標を掲げ、努力し続けると思います。

    さて、今日も春のような暖かい陽気ですが、いよいよ、来週からは、3月の週に突入します。年度末であり、決算の時期であり、忙しくなる時期でもあります。そして、4月からは、新年度が始まり、新しい気持ちで、チャレンジしていきます。
    お客様に本当に喜んでもらえる家づくりとサービス、そして、安心して暮らせるサポート体制は、これから、もっともっと、充実していかなければなりませんし、お客様、社員、取引先、職人、みんなが、幸せになる環境づくりをドンドンすすめていきたいと思いました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.21

    国産材の家を建てると・・・

    今日は、朝から晴天で、ウオーキングでもしたくなるポカポカした春のような陽気でした。さて、日本は、世界の国々が、CO2の排出量を減らす約束をした京都議定書で、6%減少させることに同意をしましたが、実際は、8%増加しており、その合計14%のCO2を省エネルギーだけでは、京都議定書で約束したCO2の排出量を減らすのは、難しいそうです。
    そこで、期待されているのが、日本の森林です。山の木は、CO2などの温室効果ガスが、地球を暖めることで引き起こされる自然現象の変化を そのCO2を吸収することで制御するという、大事な役割を期待されています。
    もし、国産材の家を建てると、1軒で40m3もの木を利用できるそうです。国産材のリフォーム用材や国産材の家具などを利用することで、日本の森林の40%を占める人工林を育て、収穫し、手入れをすることで、地球環境に貢献することになります。

    そして、木の家、まな板、割り箸、木のテーブルセット、木のベット、木のプランター、木の文房具、木の玩具、などなど、国産材を活用し、森林を育てていくことも地球環境を守るひとつの手段だということを知り、行動することを「木づかい」すると、言うそうです。

    by 村上直樹

  • 2006.2.20

    地震国日本の耐震補強

    今日は、ポカポカとした天気となり、昨日からは、白鳥が、群れをなして飛んで行く姿を見かけました。ということは、いよいよ、春が近づいてきたことを知らせてくれたことになります。しかし、秋田市内は、どこもかしこも、今回の大雪による残雪で、まだまだ、除雪しなければならないところもあります。雪に埋もれた草花が、早く顔を出して欲しいです。

    最近、注目を浴びている「耐震」は、木造住宅では、昨年、建築業の許可をもたない「悪徳リフォーム業者」のターゲットになり、お年寄りなどに被害がありました。しかし、「耐震リフォーム」は、地震国日本では、とても重要で、1981年に新耐震設計法が、定められる以前の住宅には、必要だと思います。

    木造住宅の寿命は、25年から30年というのは、根拠のない俗説で、耐震補強をすることで、十分にもつのに築30年程度で建替える人が、多いといわれてます。そのために、十分な知識と伝統工法と新しい工法、耐震金具などを駆使して、「耐震補強」を行い、住み継ぐことは、建替えの際に出る多量の廃材やゴミで、地球環境に悪い影響を与えないことになります。
    ドイツやヨーロッパなどの建物を見ると、古さと新しいデザインが、融合しているように見えます。また、物を大事に使い、古いものに価値を見出しながら、地球環境、自然環境、生活環境を守るために考えられた資材や素材を使っていくことは、まさに先進国のお手本ではないかと思います。
    その昔、日本は、欧米人から「家が、木と土と紙でできている」と言われ、驚かれたといいます。しかし、それは、高温多湿の日本の風土では、最適な素材でした。また、その素材をつかい、繊細な日本人の「美」に対する感性は、世界の中でもトップクラスだと思います。
    その日本の美しさを伝統しながら、地震に強い家をつくっていきたいと思いました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.19

    団塊の世代と共に考える

    今日も、TOTOショールームにおります。ショールームでは、実際に色、形、大きさ、広さ、形、使い勝手などなど、体感しながら打ち合わせできますので、とても便利です。特に水周りの機器は、毎日使うものですので、その人の体型や癖にあったものでなければなりません。そのためにショールームで、確認することは、とても大切です。
    そして、今日は、団塊の世代の素敵なご夫婦にご来場いただき、大変勉強になりました。団塊の世代と言うと、その時代時代に大きな影響を与えてきた世代です。そして、様々な流行をつくり、消費することで、大きな経済効果を生み出してきました。そんな団塊の世代の方のいう言葉には、重みがありますので、いろいろと参考になりました。

    新しいものは、常にその消費する人、利用する人を考えながら製作されますので、日本が、これから老人大国になること、環境と健康を考えたライフスタイルにしなければならないことと、団塊の世代を重ね合わせ、新しい住宅をデザインしていかなければならないと思います。そして、そのためには、何事にも常にチャレンジ精神で、がんばってまいりたいと思います。
    施工実績の写真をTOTOショールームに飾りました。

    by 村上直樹

  • 2006.2.18

    TOTOリフォーム相談会開催!

    今日明日は、TOTOショールームにおいて、リフォーム相談会を開催しております。先月も「オール電化リフォーム相談会」ということで、IHクッキングヒーターで、料理の実演をしたりしましたが、今回は、いよいよ、春からのリフォームシーズンに備え、様々なリフォームの相談を無料でお受けしようと企画しました。
    TOTOといえば、古い会社で伝統もあり、日本人では、知らない人がいないほど有名な会社ですが、私は、TOTOは、いつも、常に「進化」しているように見えます。特に新商品開発では、他のメーカーを一歩も二歩もリードしていると思います。たとえば、ユニットバスの床がすぐ乾燥する「カラリ床」、なかなかお湯の冷めない「魔法便浴槽」、デザイン性のすぐれた「スケルトンキッチン」などなど、トイレは、もちろんのこと、水周り製品に関しては、業界では、常にトップになって、新しいものを開発し続けています。

    TOTOが、提案する商品は、インテリア性の高いものが、多くあります。住まいの中のインテリアは、これからとても重要になります。そして、そのインテリアは、最近では、カーテンや壁紙、家具だけでなく、キッチン、浴室、トイレにも積極的に取り入れられています。今まで常識的に考えられていた、ただ、機能だけが優れていれば良い、生活しやすければ良いということではなく、インテリアコーディネートしやすく、見た目も美しくなければならないと思います。
    これからは、住まいに関わる様々な職種の人たちが、コラボレーションし、協力しながら、作り上げていかなければならないと思います。
    秋田美人のショールームレディスです。

    by 村上直樹

  • 2006.2.17

    雪国の春は、美しい

    ここ、二三日の雨で、道路の雪が、大部分融けました。いよいよ、春らしくなってくると、色々なものが動き出します。特に秋田の場合は、この雪の下に隠れていた様々なゴミや泥、そして、今年の雪害による破損したものが、顔を出してきます。ですから、道路の汚れが、目立ちますが、秋田市内では、町内や市民のクリーンアップ作戦という、ボランティアの清掃活動で、ずいぶんキレイになります。

    秋田や雪国の人達は、三ヵ月以上、この雪の中で過ごしていますので、これから始まる季節、春のやさしい陽射し、爽やかな風、香りを体で感じます。それはそれは、本当に気持ちの良い季節です。雪の降り積もらない土地の人達には、きっとこの気持ち良さは、わからないと思います。
    季節も人生も同じ、ですから「冬の後には、必ず暖かい春が来る」と、よく言われます。
    春夏秋冬を感じながら、そして、信じながら、日々、努力とチャレンジ、そして、奉仕の気持ちで行動したいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.2.15

    むずかしいことは、有難いこと

    昨日は、バレンタインデイでした。会社の女子社員からチョコレートをいただきました。でも、うちの会社は、男性社員の数のほうが多いので、義理チョコをするのは、少々負担だったのではないでしょうか、有難く頂戴いたしました。
    この「有難い」という言葉は、「難し」(むずかしい)が、「有る」と書きます。私達は、良いことがあると「ありがたい」とか、「ありがとう」と言いますが、「なぜ、むずかしいことが、あることが、有難いことなんだろう」と考えてしまいます。
    それは、「むずかしいこと」つまり、最近の若者の言葉で言うと「ありえな~い!」といった、思ってもいなかったこと、できないと思っていたこと、無理だと思っていたことが、成し遂げられたり、与えてくれたことに喜び、感謝することだと思います。
    そして、私は、逆にその「難しいこと」が、「有る」ということは、とても喜ばしいことだと思います。それは、その難しいことにチャレンジできること、解決したりできること、それは、とても大変だったり、辛かったりしますが、その後には、必ず「喜び」があるからです。
    「難しいこと」にチャレンジできることに「感謝」して、頑張っていきたいと思います。

    by 村上直樹