コラム

  • 2006.3.22

    いよいよ、完成体感会開催

    今週から、子供たちは、春休みです。新学期や入学に備え、準備期間になります。4月から高校入学で、新しい制服になる長女は、何色の靴にしようか悩んでいるようでした。新しい学校に心ウキウキと不安が、いっぱいだと思います。

    いよいよ、冬期間工事を進めていた新築住宅の2件が、今週の土日から「完成体感会」と題して、オープンします。どちらの住宅も「秋田スギ」活用住宅で、構造材から仕上げ材に70%以上の秋田杉が、使用されています。
    特長は、「木の温もり」と「大空間」と「自然素材」です。また、以前、2月12日に構造見学会を開催しましたが、その時に感動された「断熱性」も特長のひとつです。

    象潟の住宅は、すべて自然素材にこだわった秋田スギの家を「樹の家」と称し、牛島の住宅は、若い夫婦にも似合うような秋田スギの家を「ピュア」と称して、3月25日(土)から4月23日(日)まで、毎週土日月火に、完成体感会を開催します。
    とても長い期間の開催と平日にも見学会を開催することで、たくさんのお客様のお声を聞けると思います。
    今回は、どちらの住宅のお施主様も、出来上がりを大変気に入っていただき、また、1ヶ月の長い期間、快く、内覧させていただくことになり、本当に心から感謝申し上げます。
    「新築」も「増改築」も「リフォーム」も基本は、同じです。その基本を守り、さらに「サービス(奉仕)」と「思いやり」の精神をもって、頑張ってまいりたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.3.21

    お彼岸にいつも感じること

    今日は、春分の日です。もう、朝の5時半には、外も明るくなり、私にとっては、いよいよ、本格的に早朝ウォーキングの季節になってきました。このウオーキングの良い点は、まず、便通が、良くなります。そして、朝食も美味しく食べれますし、頭の中が、スッキリします。ですから、この季節の朝の時間が、とても楽しみです。

    「暑さ、寒さも彼岸まで」という言葉があります。「寒い」季節が終わり、これから「暑い」季節に向かいます。そして、「暑い」季節が終わると、それからまた、「寒い」季節に向かいます。季節の繰り返しを楽しんだり、驚いたり、辛い思いをしたりしながら、乗り越えていきます。それは、人生のようですし、人生を季節のように表現したりします。「春の来ない冬はない」とは、つまり、良い時と悪い時は、繰り返し起こるものだという「励まし」と「戒め」でもあります。
    いよいよ、暖かくなりますと、昨年の大雪で、仕事がストップした現場や作業が、始まります。私達は、「住まい」の仕事をさせていただくと、いうことは、そのお客様と一生のお付き合いをさせていただく気持ちで、頑張ります。季節の移り変わりのなかで、そのお客様の安全と安心と幸せを願いながら行動していかなければなりません。雪が降る、雨が降る、風が吹く、気温が上がる下がる、どんな時でも、住まいからお客様を守る仕事をしていかなければなりません。
    今日は、お彼岸の中日、お墓参りの日でした。昔から、いつも、行くことを忘れて、妻に怒られるのですが、今日は、家族と一緒に先祖に感謝してきたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.3.20

    本質を見極めて行動する

    土曜日は、晴天であたたかく、春らしい天候でしたが、日曜日は、一転して、雨から雪に変わり、寒い一日でした。そして、今週も天気予報は、またまた、雪マークです。
    先週は、バタバタして、ブログを書き込むタイミングをはずしてしまい3日ほど空けてしまいました。毎日、早朝に前の日のことや、これからのことを考えながら、記録していくのですが、このブログのおかげで、自分の心の変化や周りの環境の変化が、数年前とは、ずいぶん変わっていることに気付いたりします。

    特に2001年に社長になってから、いままでの「とにかく営業だけ、仕事だけ受注してくればいい」という考え方と言うものが、まったく甘く、自分自身を磨かなければ、会社も伸びないし、自分自身の努力が、会社に反映されることに気づきました。その当時、小学校1年生の娘に「お父さん、社長になったら楽できると思ってたんでしょ!」という言葉に「ドキリ」として、苦笑いしたことがあります。
    そして、とにかく、勉強しよう、他の社長を見習おう、会社のため社員のために頑張ろうと考えながら、とにかく、経営の本は、なんでも乱読し、セミナー、講習会、研修会、資格試験など、走ってきた感があります。
    そして、その中で、感じてきたことは、やはり、良い会社は、「仕事の基本、経営の基本」を守っていること、「良い習慣」を身につけていることでした。
    私の場合、外観ではなく、中身を感じれる人間に成長した・・・というより、歳をとったと言ったほうが良いのかもしれませんが、物や人を見るとき、その人から感じるもの、目に見えない雰囲気を大事にしたいと思っています。
    そして、いつも、その「本質」を見極めるように努力していきたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.3.16

    当たり前なことに感謝する心

    「当たり前のことが、当たり前にできる喜び」を持つ心は、本当に大事なんだなあと、今日、テレビを観て、改めて思いました。

    私達は、健康であればあるほど、病気の時の苦しみや辛さを忘れてしまいますが、しかし、事故や病気で、手や足に障害を持つ人達は、常に健常者とのギャップに辛い思いをしています。
    たとえば、箸を持ち、料理をつまむことのできない手を持つ人や料理をする手首がない人達は、私達が、当たり前にできることが、できなくなっています。
    ですから、そうした人達は、健常者と同じように食事ができる、料理ができる、ただ、それだけで、本当にうれしい事、感動することなのです。
    ですから、私達は、そんな障害を持つ人達の努力に見習い、いつも、「できない、ダメだ」とあきらめてしまうのではなく、健康なことや、手足が満足なことや、当たり前にできていることに感謝し、最後まで、あきらめないでやり続けることが大切ですし、また、「あれも欲しい、これも欲しい」と思うのではなく、今現在、身の回りにあり足りているものに気づき、感謝し、それを工夫したり、活用したりしていかなければならないと思います。

    私達は、どうしても、自分のこと、自分達のことだけを考え、行動してしまいます。しかし、そうではなく、健常者が、障害を持つ人達を思いやり、障害を持つ人が、健常者に勇気を与えることのできる、一緒に暮らせる街、生活できる家、交流できる施設、心を通じ合える環境を整え、子供からお年寄りまで、楽しめる地域になればいいなあ・・・。
    ・・・・と思うのは、先日、岩手県の花巻で、「宮沢賢治記念館」に行った影響かもしれません。
    「雨にもまけず・・・」
    頑張りましょう。

    by 村上直樹

  • 2006.3.15

    いつも、歴史は、繰り返す

    寒い日々が、続きます。今日は、弊社に京都から畳の縁の業者が、訪れてきました。
    実は、私の代になってからは、畳の資材の問屋として材料販売をやめているため、最近では、自社の職人で施工する程度しか購入しませんが、昔からの「行商」のなごりが残っているのか、定期的に営業訪問に来ているようでした。
    その業者との話の中で、「全国的に畳店の仕事が、どんどん減っているようだが、実際には、安売りの畳は、業績を伸ばしている」ということでした。
    しかし、それは、一般住宅の畳ではなく販売用の畳、つまり、マンションや建売、店舗などで、業務用として会社に利益が出るように「質よりもコスト」を重視した畳(中国製や着色したり耐久性のないもの)を納品しているとのことでした。

    しかし、私は、これからは、畳の二極化が、始まり、「本物の畳」と「にせものの畳」が、一般ユーザーに理解され、これからは、「無農薬」「自然素材」「手作り」「アフターサービス」「リサイクル」、そして、「日本の伝統美」というものが、重要視され、近い将来、畳は、復活し日本の住宅には、かかせないものになるとお話しました。
    日本の住宅の床材の歴史は、土間にはじまり、板の間、そして、畳は、貴族や位の高い人だけが敷くものとしてありましたが、明治大正時代から昭和にかけて「大ブレイク」して、一気に一般消費者の住宅には、なくてはならない床材になりました。

    そして、時代はかわり、戦後のアメリカナイズとともに「洋風文化」となり、「インテリア」と言う言葉とともに畳に代わって「カーペット」が、どこの家にも敷かれる事となります。しかし、その流行も一時でした。そのカーペットや畳にダニという「天敵」が現れ、両方とも一気に衰退していきます。
    そこで、「ダニ問題」解決のために現れたのが、オシャレな「フローリング」でした。フローリングの上に「家具」を置き、スリッパを履いて生活するスタイルが、インテリア雑誌やテレビのドラマなどで放映されると、その流行は、またたく間に広がりました。
    しかし、最近は、どうでしょう?
    実は、このフローリングも床板としては、「にせもの」になります。つまり、本物の無垢の板ではなく、表面は木目なのですが、中身は合板で、接着剤や溶剤の塗料が塗られたものでした。また、家具も目がチカチカするくらい塗料を塗ったものもあり、室内での健康をあまり考えていない商品でした。
    そして、最近では、自然塗料を塗った「無垢のフロア」の上に「裸足で」歩く住宅が、とても人気になっています。この「スリッパ」というものは、床が、冷たかったり、汚れたりするから履くものですので。自然塗料を塗った無垢の床フロアでは、サラリと暖かく、気持ちがよいのです。しかし、欠点もあります。傷がつきやすく、汚れやすく、張替えにくいといったことです。

    そこで、自然素材、安全、暖かい、張替えやすい、「畳」の時代が、また、やって来るのではないかと想像します。「歴史は、繰り返します」、土間の生活には、ならないと思いますが、「伝統があり、本当によいもの、日本人にあったもの」は、また、復活すると思います。畳屋さん、頑張ってください。

    by 村上直樹

  • 2006.3.14

    お客様の利益を最優先する

    いよいよ、3月も中旬となり、植物や昆虫が、動き出す時期かな?と思ったら、まさに「春の大寒波」となり、月曜の早朝は、マイナス4℃の温度を確認しました。
    そして、今日は、娘の高校受験の発表の日でした。秋田市立商業高等学校に無事、合格しました。

    商業高校は、秋田では、とても古く伝統があり、OBの方も多く、スポーツの強い学校ですので、私は、個人的には、とても良かったと思っています。これから始まる学生生活で、新しい出会いと発見、そして、チャレンジと感動を求めて、頑張って欲しいと思います。

    そして、会社も3月は、年度納め、今期は、売り上げも多少多くなり、また、内容も昨年とは違い、だいぶ良くなりました。これは、「お客様の利益」を最優先し、本当にお客様に助けられ、励まされ、信用と信頼を少しづつ、積み重ねてきた結果だと思っております。
    「お客様の利益」とは、「本当に頼んで良かった」という「商品価値」が、あってこそ、私達の会社の利益が生まれます。その「商品価値」とは、「住宅」そのものだけでなく、「サービス」であったり、「安心」であったり、「快適」であったりします。
    会社は、毎年毎年、チャレンジの年です。そして、結果は、一度には出てきません。すべては、お客様に教えられ、一つ一つの積み重ねと、失敗と反省の繰り返しで、成長していきます。
    「お客様の声」をいち早くキャッチし、お客様のため、社員全員のチームワークで、頑張っていきたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.3.12

    日本三大人気温泉「花巻」

    昨晩は、花巻温泉に一泊しました。花巻温泉は、大正12年に関西の宝塚のような一大レジャーランドを岩手県にも、作ろうと大事業を起こしたのが、始まりだそうです。今は、建物もとても古く、派手なところはないのですが、「何か違う!」と思いました。
    それは、「掃除」「メンテナンス」をしっかり行なっていることです。設備も内装は、とても古いのですが、汚れている、カビている、穴があいている所が、まったくありません。ですから、むしろ、「しっかりしている温泉」というイメージになりました。また、朝食の種類の多さにも量にもびっくりしました。温泉旅館は、「お風呂」「料理」「朝食」が、基本三大楽しみですので、安心しました。
    さすが、日本の温泉の人気№3だと思いました。

    by 村上直樹

  • 2006.3.11

    春の新築見学バスツアー

    今日は、弊社の「完成見学バスツアー」で、弊社社員とお客様と象潟に来ました。驚くことに雪化粧をした鳥海山も珍しく見ることができ、参加した方々は、清々しい春の訪れと象潟の暖かい気候を満喫されていました。

    今回は、弊社の社員との合同でのバスツアーでした。つまり、社員とお客様の勉強会と懇親を同時に行なおうというものです。日頃、担当者でなければ出会うことのないお客様と弊社社員とが、違う立場でコミュニケーションすることで、また新しい発見や気づきが生まれるのではないかと思いました。
    その結果、見学会場や懇親会で、知らないお客様同士や社員達が、話し合うことが、こんなに大切なことだと、知ることができました。「へえー、そうなんだ!え!そうだったんだ」など、会話の中に必ず、新しい発見やアイデアが生まれます。
    今回のバスツアーは、建設資材会社と弊社とお客様が、一緒になって「いい家づくり」を考えていくという企画です。今までの建設業界ですと、最終消費者(施主)抜きで、業者と請負者で話が進められていき、後から満足できない家が、できてしまう例も多々あったようです。
    ですから、これからは、新商品、新工法、新しい暮らしの提案をメーカー、商社、施工者、施主とそれぞれ、お互いに知恵を出し合いながら、お互いの利益を獲得しなければなりません。

    お客様にとっての「利益」とは、「価値」と「価格」の差額です。つまり、その価格よりも価値が高くなければ、利益になりません。いくら安くても、安くさいものであれば、利益どころか、お客様にとっては赤字になってしまいまいます。お客様に対し、「価格」よりも「価値」のある、「質の高い」仕事を行なっていくことに、私達は、これから、もっともっと頑張ってまいりたいと思いました。
    真っ白な鳥海山です。鳥海山が見えると、翌日は、雨になるそうです。

    by 村上直樹

  • 2006.3.10

    ものを大切にする心と職人の技

    「ものづくり日本」といわれますが、この言葉には、「ものを大切にする」という意味も含まれていると思います。作って使って捨ててしまうのではなく、作って使って直してまた使い継いで行く事ができれば、地球の限られた資源を使わずにとても良いのではないでしょうか?

    何でも新品が、良いというのではなく、リサイクルされたものを使うとか、直したもの使うとかのほうが、「カッコイイ」となれば、高価なものでも購入するのではないでしょうか?例えば、ビンテージものの使い古しのジーンズは、30万円もするそうです。それが、売れている。先日、テレビでスマップの草薙さんが、マニアらしく説明していましたが、「スゴイ」と思いました。

    日本には、昔から「茶道」があります。その世界も「わび、さび」といった金襴緞子のような派手なものではなく、「質素」な中に「上品さ」を表現した「ものづくり」です。茶道十職人という言葉がりますが、茶碗や茶杓、なつめ、袱紗などなど、昔からその道具をつくる職人が、その技を代々受け継いでいきます。そして、古いものほど価値があり、何代目の誰が作ったどのようなものかをお点前する人は、説明できなければいけません。

    建築にたずさわる人であれば、監督をはじめみんな「職人」です。「職人」とは、これは誰が作ったのか、仕上げたのか、考えたのかと、そこに見えてくる人です。
    ですから、作った人の顔が見える、そして作った人の名前を言えてもらえる、感動させることのできる職人にならなければならないと思います。
    そして、その技を教え、代々引き継いでいく、受け継いでいく人が、たくさん生まれ、古いものを大切にする社会になれば、素晴らしいと思いました。
    頑張ります。

    by 村上直樹

  • 2006.3.9

    お風呂で、考えること

    お風呂について、私が、自分の家を、20年前に建てた時は、まだ、住宅では、ユニットバスの時代ではなく、タイルの風呂が、主流でした。そして、広さも1坪程度で、十分でした。
    しかし、子供とお風呂に入るようになると、もう少し広いお風呂にして、子供たちと遊びながら入りたくなり、10年前、今度は、1.25坪タイプのユニットバスにしました。
    しかし、子供たちが、成長し大きくなると、今では、誰も一緒に入ってくれる人は、いません.....。
    何にこまっているかというと、なんと、「毎日、誰が、お風呂を洗うのか?誰が、お風呂のお湯を入れて止めるのか?」ということを家族間で当番を討議しています(笑)。
    ですから、私には、1.25坪のお風呂が、ただ、だだっ広い空間に感じてしまっています。

    この20年の間に社会では、様々な変化がありましたが、それは、家庭の中でも同じです。ライフスタイルは、だいたい10年サイクルで変化します、しかし、あくまでも想定であって、その時になってみなければ、わかりません。
    「狭いながらも楽しい我が家」というコピーが、昔ありました。「楽しい」家は、やはり、家族間のコミュニケーションではないでしょうか?
    間取りを考える時、将来を考える時、まず、どんな家庭にしたいか、子供にどんな人になって欲しいか、そして、自然に家族の絆が生まれるような家をリフォームや新築で、実現するために日々、研鑽、努力していきたいと思います。

    by 村上直樹