コラム

  • 2006.8.21

    住環境福祉コーディネーター

    皆様、猛暑お見舞い申し上げます。毎日毎日、35度前後の高温が、続きます。やはり、この暑さは、どんな人にも、大きく体力を消耗させますので、栄養補給、睡眠には、十分気をつけて、乗り切っていただきたいと思います。
    さて、合格しました。「福祉住環境コーディネーター2級」に初挑戦して、なんとか、資格を取得いたしました。全国の受験者数は、2万4千370名で、そのうち、合格者数は、7千207名ということで、なんと、合格率29.6%の狭き門でした(なんちゃって・・・)。
    毎朝、1時間から30分間、3ヶ月間勉強しました。そのため、早朝ウォーキングや、早朝に書くブログが、おろそかになり、運動不足や、寂しいブログになってしまいましたが、合格して、ゆっくりしましたので、また、はじめようと思います。
    今回合格した「住環境福祉コーディネーター」とは、病気をもつ高齢者や障害者の方々やその家族のために、安心して暮らせる住空間を提案し、提供するのが、仕事です。そして、それは、保険、医療、介護、建築だけでなく、地域全体で取り組むノーマライゼーションの地域社会づくりに貢献することを目指します。
    また、私たちが、リフォームや新築の建築業として、いつも行っている、ライフスタイルの提案ということを福祉にあてはめ、「住環境福祉コーディネーター」として、高齢者や障害者の方々に「住まい」に合わせた暮らしから、「暮らしに合わせた住い」の発想の転換をしていただき、だれも安心して暮らせる「福祉住環境づくり」を目指します。
    合格通知とともに大量のセミナーの案内も届きました。資格をとっても、それを生かす仕事ながなければ、意味がありませんし、また、資格を取得しても、勉強しないでいると忘れてしまいます。つねにスキルアップし続け、お客様に喜ばれる仕事をしてまいりたいと思います。資格をとってからが、本物の勉強です。がんばりたいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.8.7

    祭りの後の「もどり竿灯」

    秋田市竿灯大通りで、4日間つづいた竿灯祭りも昨夜で終わりました。昨年から、地下道の道路工事が行なわれ、その出入り口が、竿灯大通りでしたので、開催できるかなと思っていましたが、観覧席も毎年のように組み立てられ、いつものように行なわれました。
    今回の竿灯で、気付いたことは、観光客も多いのですが、むしろ、祭りに参加し、お囃子や太鼓を叩いている地元の子供達を応援する親達も多いんだなあと思いました。東北三大祭と言われ、観光の名所となりまししたが、その竿灯祭りもやはり、地域の祭りであり、地元の人が、参加すること、楽しむことが、大切だと思いました。
    昨夜は、竿灯祭りを見て、久しぶりに家内と外食をしました。そして、祭りが、終わってから、それぞれの町内で竿灯を上げる「もどり竿灯」を楽しみながら、自宅に戻りました。帰宅途中に観光客らしい人から「なんで、こんなところで、竿灯を上げているんですか?」と聞かれ、「これは、戻り竿灯と言って、祭りが終わったあと、それぞれの町内に帰って、また、上げるンですよ」と言うと、「いいなあ、こっちのほうが、情緒があるなあ、見ていこう!」と言って、カメラを持って走っていきました。
    豊作を祈る竿灯祭りも、天候に恵まれ終わりました。そして、いよいよ、お盆です。大人の夏休みも、もうすぐです。

    by 村上直樹

  • 2006.7.26

    上質な木の家と素朴な家具

    先日の土日に開催しました「住宅リフォーム完成見学会」は、たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。心より、御礼申し上げます。
    今回のリフォームは、お施主様の「ああしたい、こうしたい」という「わがまま」と「夢」を実現する為にチャレンジした住宅です。昨日の見学会にご来場いただいたお客様は、以前リフォームをした時に「ああしたい、こうしたい」と言うと、その業者の人が、『できません、できません』の一点張りで、面白くないとおっしゃっていました。
    確かにお客様の夢は、実際の現場では、作業上や状況、環境から考えて、無理な場合もありますし、むしろ、お客様の言われたままにやることで失敗をして、逆にクレームになってしまう場合もありますので、「できません」と言ってしまったほうが、無難な場合も多々あります。
    しかし、私は、違います。とにかく、お客様のためにやってあげたい。そして、お客様のためだけでなく、自分のためにも、チャレンジしてみたいと思います。もしかして、失敗して、お客様に嫌われるかもしれない、しかし、やらないで失敗しないより、チャレンジして失敗しても、やり直すことで、また、認めてくれるお客様と永いお付き合いをしていくことで、会社も自分も成長していくと思います。
    会社の私の部屋には、「良い顧客、良い社員、良い住宅」というキャッチコピーが、張り紙が、貼られています。私がつくった言葉ですが、これは、お客様から、教えられることが、本当に多いこと、そして、本当に良いお客様の声を素直に聞き、行動することで、よい社員になり、よい住宅をつくっていけると思います。
    これからも、もっともっと良い家をつくるためにチャレンジし続けます。
    宜しくお願いいたします。

    by 村上直樹

  • 2006.7.21

    落語で知る大事なこと

    先日読んだビジネス書の中に落語の話が、載っていました。落語は、最近聞くことがないので、忘れていましたが、日本の芸能の中で、伝統があり、わかりやすく、とても教養のある楽しみだと思いました。
    落語には、人を笑わせるお話や、泣かせる人情話しなどがあります。昔の江戸っ子が出てくるお話や、そして、みんな貧乏なんですが、とても楽しく、その時代の暮らし方、考え方がわかるようなお話が、なぜか、心をほのぼのとさせてくれます。
    落語の「井戸の茶碗」というお話しでは、正直者の清兵衛というクズ屋さんが、長屋に住む、貧乏な浪人親子から仏像を買い取り、ほとんど自分の利益を乗せずに、転売します。そして、その買い手の細川藩士、高木作衛門が、その仏像を磨いていると、なんと中から五十両もの大金が、出てきます。さあ大変!ということになりましたが、売り手の浪人も、買い手の藩士の作衛門さんも「自分が、その金を受け取るわけには行かない」と言って大騒ぎになります。
     ...ということですが、通常、自分で購入したものですから、お金が入っていると、「しましめ、儲かった」とばかり、自分の物にしてしまうところですが、落語では、そのお金よりも、もっと大事なことを教えてくれます。

    そして、落語のお話しの続きは、結局、売り手に二十両、買い手に二十両、そして、仲介者の清兵衛さんには、十両といことにし、そしてまた、今回の事件を決着するために、一番頑固な売り手の浪人が、普段いつも使っている汚い茶碗を藩士の細川様に買ってもらったという形をとって、一件落着します。
    ところが、今度は、その茶碗が、実は、「井戸の茶碗」という名器だとういうことが判明し、その藩士のお殿様が、その汚い茶碗を なんと三百両で、お買い上げになるというお噺です。

    最近、「拝金主義」とか、お金のため、金儲けのため、などと、とにかくお金の方が、まず先に来てしまう最近の世の中ですが、この落語の世界では、汗水たらさないお金、訳のわからないお金は、いただけないと言う事になります。

    最後にこの三百両を誰が、受け取るかということですが、その茶碗の持ち主の浪人の娘(掃き溜めに鶴と言われている)を正直者の藩士、作衛門が、嫁にもらうということで、三百両の支度金を受け取り、めでたしめでたしということになるそうです。そして、最後に仲介者の清兵衛が、藩士の作衛門に「このお嬢さんは、磨けば大変なものになりますよ」というと、「いや、磨くのは、やめとこう、また、大金が出ると困る・・・」という、落ちでした。
    何事も、磨けば、光ります。自分を磨きましょう。

    by 村上直樹

  • 2006.7.15

    楽天主義(OPTIMISM)より

    昨日、今日と、親戚(父の実弟)のお通夜、葬式があり、出席をしていました。その方は、私の叔父さんになりますが、東北大学を出て、秋田の地方銀行に勤め、新潟支店長の時に脱サラをして、居酒屋チェーンの1店舗からスタートして、いまでは、息子さん(私のいとこ)が、社長になり、50店舗500人の従業員を抱える会社に成長し、現在、上場企業を目指しています。
    彼(私のいとこ)の凄いところは、とにかく、勉強好き、研究好きなところにあります。昨夜、隣の席の取引業者の方から、聞いたのですが、たとえば、商売柄、東京の居酒屋などに一晩で何件も視察に行くわけですが、普通の人では、どうしてもお酒が入ってしまい、適当になりがちなところが、驚くくらい誠実であり、まじめであり、酔ってお話しても、翌日、しっかり覚えているということでした(私とまったく逆ですが・・・)。

    どこの葬式でも、お坊さんのお経を聞き、そして、最後にお話を聞くわけですが、いつもそのお話に、感心をしたりします。今日、気になった言葉は、「どんなことも、過ぎてしまえば、すべて幻・・」という内容が、お経の中に出てきました。私なりに解釈したのですが、どんなに楽しいことも、うれしいことも、過ぎてしまえば、「そんあこともあったなあ」と思うだけで、実際には、今現在のこと、明日のことを喜んだり、悲しんだり、心配したりします。
    人間にとって、時が、すべてを解決してくれたり、忘れさせてくれたりします。ですから、過去の成功に思い浸っていても、過ぎてしまったことや失敗したことにクヨクヨしても、どちらも解決しません。いつも、明日に希望を持ち、夢を持たなければなりません。
    先日読んだ、ヘレンケラー著の「楽天主義(OPTIMISM)」の中に、感動した言葉がありました。・・・「神からの贈り物」ブラウニングも詩から、「不完全なものがあるから、完全なものがなければならない。すなわち、完全は、不完全より生ずるものである。失敗は、次に来る勝利の前兆である」そして、「幸せの扉がひとつ閉じるとき、別の扉がひとつ開く。けれど、私たちは、閉じたほうばかり見つめていて、私たちのために開けられた扉に気づかないことが、多い。」

    最後にヘレンケラー著「楽天主義」より「明日は、今日より美しい。明後日は明日よりさらに美しい。楽天主義者は、そのように信じている」・・・・・ 楽天主義でいきましょう!

    by 村上直樹

  • 2006.7.12

    宇宙服と断熱材

    昨日は、朝からとても蒸し暑く、秋田市は、最高気温31度くらいになり、私の車の室外温度は、なんと、運転中に34度を表示していました。いよいよ、これから、本格的な夏の到来になります。
    暑い、寒いという季節には、外の熱を内側に伝えない「断熱」が、効果をだします。外の暑さが、内側に伝わらなければ、暖房や冷房の効果を発揮するわけですが、その素材は、最近、様々な種類のものが開発されています。
    先日、NASAの宇宙服に使われている素材ということで、厚さ1cmくらいのアルミ箔に包まれた断熱材を見せてもらいました。宇宙服ですから、軽くなければなりませんし、遮熱効果も抜群になければなりません。それに使われているということで、建物にも活用されているとのことでした。
    しかし、その素材は、よくお菓子や壊れ物に包まれてくる「プチンプチン」してしまう空気の入ったビニールシートにアルミが張られた簡単なものでした。「これで、宇宙空間で、大丈夫・・・?」と聞いてしまうくらい、簡単な素材でした。
    いずれ、どんな大きな難しい発明も、とても小さな日常の簡単なことから生まれてくるのかもしれません。何事も、あまり、難しく考えて行動しないのではなく、簡単にして行動してしまいましょう。そこで、きっと、何か名案が、浮かんで、きっとうまくいくと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.7.8

    マンションリフォームと住環境

    大雨も去り、やっと、夏らしい天気になりました。今日は、午前中にお客様のマンションリフォームの完成検査立会いに行ってきました。そのマンションは、築25年以上もなる、秋田でも一番古いマンションですが、とても都会的な雰囲気をもったロケーションと場所に建っています。今回は、そのお客様の娘様が、東京で、リフォーム関係の仕事をされているということで、インテリアコーディネートは、ご自身で行われ、とても素敵な室内空間に出来上がりました。
    そこで、「是非、完成見学会をさせてください!」とお願いしましたが、事情があり、誠に残念ですが、お披露目できませんでした。でも、写真を撮影させていただくことは、許可をいただきましたので、後日、ホームページ上で、素晴らしい出来栄えの「ビフォー・アフター」を公開させていただきたいと思います。
    マンションの場合は、屋根、外壁や外構、増築などといった、外回りの工事がありませんので、限られた室内空間の中で、いかに広く、美しく、快適にするかが、ポイントになります。ですから、マンションリフォームは、建築的な考えの男性よりも、インテリア思考の女性の感性のほうが、インテリアコーディネートを含め、向いているのかもしれません。
    特にこれからは、高齢化社会になり、一人暮らしの老人も多くなり、大きな住宅やお屋敷に住むのではなく、いかにコンパクトに安全で、快適に楽しく過ごせるかが、ポイントになってきますので、マンションは、重要な高齢者対応住宅になっていくのでないでしょうか?

    さて、いよいよ、明日は、福祉住環境コーディネーターの試験日です。そのため、高齢者や障害者に対する住環境について、少々勉強しましたが、しかし、その環境作りには、建築関係者だけでなく、そこには、家族を含め、医療関係、福祉関係などの様々な職業の方のチームによって、実現されます。何事も一人では、なにもできません。何ごともみんなのおかげで、出来上がります。そして、いつも最後に、そこに関わったみんなが、お互いに喜べるるように頑張りましょう。

    by 村上直樹

  • 2006.7.6

    今日の朝食

    今年の6月は、雨も少なく、冬の大雪の影響で、「からつゆ」と思われましたが、秋田市は、今週の7月3日月曜日から大雨で、一部床下浸水になった地域(秋田市下新城)もあり、全国版のテレビニュースでも、取り上げられました。そして、なんと、多いところで、1日に200ミリの雨ということで、通常1ヶ月に降る雨量を一日で、達成してしまったそうです。
    そんな訳で、早朝ウォーキングもせず、毎朝何をしているかというと、実は、先月から「住環境福祉コーディネーター2級」の試験勉強をしています。今週の日曜日に試験があるのですが、この試験は、「高齢者や障害者」に対して、どのような住宅環境が、良いのか、在宅介護のための改修などを、それぞれの個人個人の状況に合わせて、提案できる人材を育てる目的の資格です。
    ですから、建築士であっても、高齢者や障害者の病状を知っていなければ、的確な設計は、できませんし、せっかく、住宅を作っても無駄な空間になったり、使いづらかったりしますので、住環境コーディネーターの資格を持ち、そのご家族、ホームヘルパー、ケアマネージャー、作業療法士などの方々と、よく打ち合わせをしながら進めていかないといけないと思いました。
    勉強してみて、いろいろな病気と病状を知ることで、まず、自分が、健康であることに心から幸せを感じ、障害者や病気をもつ高齢者やその家族の方々に対し、本当に深く頭がさがる思いがしました。人間、どうしても、病気や障害のことを考えたくない、遠ざけたいという気持ちがありますが、そうではなく、本人も回りの人たちも一緒に共生していく、楽しんでいける在宅介護や地域社会になったら良いと思います。

    そんなこと考えながら、勉強しているうちに朝食を作る時間になってしまいました。私が作った今日のメニューは、カリカリベーコンにゆで卵とジャガイモとトマトとレタスサラダ、そして、アスパラと玉ねぎとニンジンの野菜スープ、そして、昨日の残りの釜飯をピラフ風にして、デザートには、サクランボと自家製粒粒ブルベリーとヨーグルトでした。長女は、全部食べてくれましたが、次女は、学校の準備に振り回され、半分残して行きました(プンプン)。

    by 村上直樹

  • 2006.7.3

    樹のある風景

    早朝ウォーキングの気持ち良さは、静かな町並みと爽やかな空気を肌で、感じるところにあります。いつも、歩く道は、小学校の頃、通学に利用した寺町通りです。しかし、この寺町の一部が、路拡張のため取り壊され、お寺と墓地は、移転してしまいます。そして、昔から、私たちを見守っているように立っていた、大きな楡の木も切られてしまうのではないかと、今、とても、心配しています。

    先日、訪れた北欧のデンマークやスウェーデンの住宅街は、まるで、森の中にいるような雰囲気でした。そこには、日本のように人工的につくられた日本庭園や箱庭はなく、本物の天然の樹木や自然を 自分達のウッドデッキや室内から見えるように住宅をレイアウトして建てているようでした。

    それに比べ、日本の造成した住宅街は、どうでしょう?販売業者が、数を多くして売るため、自然生かすのではなく、自然を取り壊し、できるだけ住宅が建てれるように設計され、住む人の個性を主張した様々な形の家が、コンクリートや石油製品を駆使して、出来上がり、無国籍で、無機質な、バラバラな町並みになってしまっています。

    美しい自然を生かし、昔からあるものを壊さず生かし、伝統と文化を残し、後世に喜ばれる美しい町並みにしていくことが、大事ではないでしょうか?秋田には、秋田らしいものが、たくさんあります。
    そのこと、そのものを再発見できる町並みにして欲しいと思います。

    by 村上直樹

  • 2006.7.1

    TOTOショールーム相談会

    本日から二日間、リフォーム相談会をTOTOショールームで、開催します。
    リフォームは、最近、様々な方面から、注目されています。しかし、リフォームは、新築とは違い、実際に現存する住宅の中で、現場調査、悩みや困りごとに対し、お客様との綿密な打合せや、適切なアドバイス、そして、正確な施工を行なわなければなりません。そこのところが、うまくできない会社が、多いため、「クレーム産業」と昔から、言われ続けている所以かもしれません。

    そこで、私たちは、プランをお見せしたりする時、その「適切なアドバイス」を 言葉では、説明できない場合、あるいは、お客様に理解してもらえない時は、実際にショールームで、商品を見たり、触ったり、使ってみていただき、その便利さや、快適さを発見してもらったりします。

    設備機器は、日進月歩です。昨年の機能は、もう、昔のものになります。快適性の追求は、どこのメーカーも競って、開発しておりますので、きっと、驚かれるのではないでしょうか?
    また、今回、弊社は、TOTOリモデルクラブの会員として、TOTO製品やサービスを安心して提供できる体制であること、また、お客様の満足をより確かに提供できるものとして、自信をもって、開催することとなりました。

    この二日間、弊社社員が、お待ちしておりますので、「とりあえず、相談だけ」、「見積をしてほしい」、などでも、こころよく対応させて、いただきますので、どうぞ、お気軽にご来場ください。
    お待ちしております。

    by 村上直樹