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2008.5.12
寒くなく、暑くなく、快適な暮らし
暖房機で、石油FF式ストーブは、ファンヒーターといわれ、温風で暖め、一番普及していますが、最近では、パネルヒーターや蓄熱暖房機、薪ストーブなどは、輻射熱で室内を暖めるものも多く出てきました。そのほかにエアコンもありますが、天井のほうから、暖かい空気が、顔に直接当たるのは、あまり気持ちの良いものではありません。
北海道では、長い冬季間、室内の暖房をそこに住む人が、半袖でも生活できるくらい暖かく(暑く?)するそうですが、やはり、これからの時代は、できるだけ、エネルギーを使わず温度を上げずに、快適な暮らしができるように工夫することが、大切でないででしょうか。
暖房とは、温度を高くすることではなく、できる限り低い温度で、寒く感じないようにすることであり、冷房とは、できるだけ、高い温度で、熱く感じさせないことだそうです。室内を冷暖房で一年中、Tシャツだけの暮らしにするのではく、夏は、クールファッションで、冷たい料理、冬は、ウォームファッションをして温かい料理、衣食住を楽しんで、見たらどうでしょうか?
■ドイツの写真です。
古い建物が並ぶ街並みを走る 路線バスです。
古い石畳の歩道の上を歩く人、そして、なんと、車道も石畳です。
古い町並みを残しながら、リフォームをしていく。とても、参考になります。by 村上直樹
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2008.5.11
いつも美しいもの、美しいことを感じる心
世界の車窓からという番組がありますが、世界の国の人や美しい風景が、画面に映し出せれますが、この「美しい風景」というものは、人の心を本当に癒してくれるものだと思います。それは、テレビや映像でも、十分に感じることができますし、そこに美しい音楽が、流れれば、もう最高です。
たとえば、一つの絵が、その空間を広く見せたり、明るく見せたりすることも、人の心に感じさせることができるからで、人の「心」に感じさせるものをたくさん見たり、聞いたり、触ったりすることで、脳を刺激して、人をいつまでも若々しくするのではないでしょうか。
美しいものを見ること、感じることは、とても大事だと思います。
■ドイツの写真です。
ボンに宿泊した時のホテルです。ホテルの前のタクシーは、ベンツです。秋田にもベンツのタクシーがあります。
私たちをを乗せ、無制限高速道路アウトバーンを200kmで走ったバスです。
ドイツの製材所の事務所です。やはり、事務所と言っても、建物が、かっこいいです。
大自然の中の広大な土地に膨大な量の木材が、並べられていました。by 村上直樹
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2008.5.10
ホテルのデザインを取り入れる
ホテルのインテリアには、住宅の室内に参考になるようなデザインや色づかいが、たくさんあります。やはり、有名な建築家やデザイナー、コーディネーターの方が、設計したものは、それぞれ、個性があり、素晴らしいと思います。
良いホテルには、「ほっと」した癒しの空間と暖かいサービスが、あります。それは、高級ホテルでなくても、小さな町のホテルでも、体感することができます。美しい自然の風景、ウェイトレスの明るい笑顔、素朴な料理などなど、大きくなくてもアピールできるものが、たくさんあります。
住いが、小さくても、楽しく暮らせる工夫をすれば、むしろ、家族のコミュニケーションや気配、そして、絆を深めることが、できるのではないでしょうか?有名な建築家も、やはり、住宅は、できるだけ小さく作るのが、良いと言っております。「楽しく暮らす」「明るく暮らす」「朗らかに暮らす」ことを考えて、これからも、プランニングしていきたいと思います。
■ドイツの写真です。
これは、自然の傾斜に沿って建てられたペンションのようなホテルです。
ホテルの裏側の外壁は、木材のルーバーで仕上げられています。
ホテルの中の廊下も土地の傾斜なりに 木製のスロープになっています。
自然の風景にマッチした建物でした。すごい!by 村上直樹
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2008.5.9
ガラスの建物は、今も昔もエコロジー。
最近、地球温暖化にともない、環境問題が、大きくクローズアップされていますが、その中で、「リサイクル」という考え方で、ガラス製品は、とても環境に良いのではないかと、自分なりに考えるようになりました。
ガラスは、壊れても、それに熱を加えることで、また、違う形に変化します。たとえば、グラス、窓ガラス、ガラス繊維などになることで、新たな製品となります。美術品や装飾品にもなりますし、昔から、万能な素材だと思います。
ゴミになるのではなく、土に返るものや再生可能なものを使用するを いつも、衣食住の暮らしの中に取り入れていくことは、とても、大事なことだと思います。
■ドイツでの写真です。
これは、全面ガラスの外壁の建物です。
この中の屋上は、このようになっています。外観は、卵型のようですが、中は、船のデッキにいるようです。私のヘッドホンからは、ドイツ語を同時通訳した方の声が、聞こえます。
これも、別の建物(レストラン)ですが、やはり、ガラスを多く使っています。
これは、ケルン大聖堂です。ヨーロッパは、古いものに価値を持ち、古いものを大切にする心が、あります。春夏秋冬移り変わる自然と、経年変化し、そのおもむきを出す建物、そして、人も同じでは、ないでしょうか。
大聖堂の中は、このようにステンドグラスが多用されています。
戦争中は、このステンドグラスをすべて、別の場所に保管したそうです。その戦争のときの航空写真では、このケルン大聖堂だけ焼け残り、それ以外は、すべて、焼け野原になっていました。by 村上直樹
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2008.5.8
展示場の工事が、スタートしました
昨日は、今年、新しく新築する村上商店の展示場の「配筋検査」と「コンクリート」検査に行って来ました。「配筋検査」は、基礎コンクリートの重要な部分ですので、社内検査だけではなく、今年からは、施主様にもお願いして、第三者検査を行うことをお薦めしております。第三者検査とは、国土交通省の認可を受けた検査会社が、それぞれの項目のチェックリストに基づき、お施主様の立場で、検査するもので、建てる側の検査ではなく、建てられる側の立場で、検査を行います。
ですから、検査を手伝おうと思い、「写真の黒板を持ちましょうか?」と言っても、「いいえ、結構です!」と丁寧にお断りされます。そこは、やはり、第三者としての検査に徹底しているので、むしろ、安心できると思いました。
今回の基礎は、「ベタ基礎」です。基本的に村上商店では、「布基礎」をお奨めしておりますので、ベタ基礎は、地盤が悪い場合、あるいは、湿気が多い地盤の場合は、「ベタ基礎」を提案します。しかし、今回の住宅は、地盤は良いのですが、「スラブ暖房」と言って、コンクリートの中に電熱線を埋め込み、その熱で、建物を暖める工法にしましたので、ベタ基礎になりました。
■完成は、7月下旬を予定しております。これから、随時、工事中を皆様に公開していきたいと思いますので、どうぞ、ご期待ください。
これは、第三者検査「ジオ」の検査を行っているところです。
これは、配筋検査後、コンクリートを打っているところです。電熱線も埋め込まれていきます。
これは、コンクリートの強度検査です。テストピースと言って、これを試験場に持っていきます。通常は、行いまいませんが、今回は、抜き打ち検査的に行いました。by 村上直樹
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2008.5.7
大型連休を終えて
今年のゴールデンウィークは、まるで、初夏を思わせるような気温となり、行楽日和でした。長男も長女も、ドライブには、もう一緒に行く年齢でもなくなり、家内と次女と愛犬ジローの四人(?)で、湯沢の家内の実家へ行ってきました。
湯沢では、皆瀬ダムまでドライブをして、幻の稲庭うどん、16代稲庭吉左衛門の稲庭うどんを食べてきました。その店は、「ダムの茶屋」という、ひっそりとした店で、「まさか、この店で、幻のうどんを食べれるの?」と思うような食堂で、食べてきました。古く飾り気のない食堂の質素なテーブルに出された、山菜をのせた稲庭うどんの温麺は、さっぱりして、とても、素朴で上品な味でした。また、手作りの「りんごチップ」も、とても美味しかったです。飾らない、気取らない、本物の味を楽しんできました。
■五月三日は、千秋城下町で完成見学会を行いました。その写真を公開します。
キッチン・リビング・ダイニングです。桐の家電収納棚の裏側の部屋は、食品庫になっています。
平屋のため、採光に工夫をしました。東からの光が、午後は、自然の間接照明のように優しく明るいです。
子供部屋の正面は、コルクボードを貼っていますので、アクセントとももに、掲示板の役目もします。
寝室の天井には、桐をあしらい、畳とともに落ち着いた雰囲気になりました。
南側に丸窓の高窓を設けることで、一日中明るい光が、注がれます。by 村上直樹
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2008.4.12
バスツアー開催します
会社駐車場のガーデニングコーナーにあるチューリップが、咲き始めました。秋田の場合、まだまだ、暖かくなりませんが、草花が、無言で春の訪れを教えてくれます。
さて、来週は、いよいよ、春のバスツアーを開催します。バスツアーとは、観光旅行ではなく、村上商店が、施工したお宅を訪問し、その後の住いや暮らし方を そこに住むお客様から、お聞きし、これからの家作りの参考にしてもらうものです。バスで、回るのは、駐車場の問題解消や、具体的な説明をバスの中で行えるといった利点があるからです。
住い作りには、まず、お客様自身が、どのようなものがあるかを知り、そして、何をどうしたいかという点をまとめ、プラン作りに生かしていかなければなりません。ですから、通常、合せには、半年から1年をかけますが、お客様のご都合で、日にちがない場合は、打合せ回数を多くしたり、実際の完成現場、工事中現場、完成後の住宅を具体的に見ながら、打合せをしていきます。そうすることで、完成後のミスマッチが、少なくなります。
これからも、お客様のため、ひとりひとり、ひとつひとつ、快適で、個性のある住いづくりをしていきたいと思います。by 村上直樹
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2008.4.2
新年度が、はじまりました。
今日から、下の娘の中学校が、始まりました。長女の高校は、4月4日から、はじまります。年度末、年度初めで、学校も会社も、みなさん大忙しと、言ったところでは、ないでしょうか。さて、寺町の桜は、秋田市内でも、開花が早いことで、知られていますが、今朝の散歩道で、つぼみが、見え始めていました。桜は、あっという間に咲き、散ってしまいますので、この「つぼみ」を好きだという人もいます。四季の移り変わりの中で、この桜が、いちばん早く、春を知らせてくれるような気がします。
先日、3月下旬に行った完成見学会も、たくさんの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。3月ですと、まだ、肌寒い日々が続きますが、会場の住宅は、仕上げ材として、スギや桐を使用していますので、みなさん、ほんのり暖かい感触を体感されたと思います。
また、秋田大学に近いこともあり、外国の留学生の方も、見学にいらっしゃっていました。マレーシアの方でしたが、日本の畳が、大好きだそうです。見学会場の写真を公開します。無垢の木や自然素材の気持ち良さを感じられる家です。
by 村上直樹
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2008.3.16
ドイツに行ってきました
ドイツに向かう途中、ツンドラ地帯の上空を飛行機からすっかり、秋田も春めいてきました。愛犬ジローとの朝の散歩も、天気がいいと防寒着なしでも良いくらい暖かくなってきました。いよいよ、秋田の長い冬を終え、リフォームや新築の工事が、本格的に始動する時期になりました。
先々週は、約八日間、ヨーロッパ、ドイツの研究所や製材所、そして、最新の住宅の視察研修に行ってきました。時差が、8時間で、飛行時間は、片道12時間ととても長く、とても疲れました。
ドイツに向かう飛行機の機内通路をゆっくり散歩する人を多く見かけましたが、それは、体の血流が悪くならないようにすることだと、後で知りました。実際、帰りの飛行機で、トイレの中で貧血で倒れた方が、一人いらっしゃいましたので、びっくりしました。
というわけで、帰ってきてから、やはり、1週間ほど体調がすぐれずにいましたが、ここに来て、春らしい天気とともに やっと元気が出てきました。ドイツの研修の成果を出すべく、これから、もっともっと、頑張ってまいりたいと思います。
今回視察したドイツの住宅は、断熱と換気システムにこだわり、自然との共生を考えた、最新の超省エネルギー住宅の研究機関や実際に住んでいる住宅です。
ドイツの住宅の違う所は、断熱性能にあります。たとえば、日本の住宅の断熱材は、一般的に内断熱ですと壁の中に10センチほどしか充填しませんし、外断熱ですと5センチほどしか貼り付けしませんが、ドイツでは、なんと、40センチも断熱材を壁に充填します。壁の厚さが、日本の約4倍になります。
また、窓サッシは、トリプルガラスといって3枚ガラスの断熱サッシを取り付け、屋根には、屋上緑化といって、土と草を敷き詰めていました。そして、夏の日差しを遮るために室内にブランドなどを設けるのではなく、窓の外に可動式の木製のルーバーを取り付けていました。
日本でも、ドイツのように進んでいる住宅会社や設計事務所もありますが、多くは、断熱材は、考えるが、省エネまでは、あまり考えないところが、多いのではないでしょうか?
省エネとは、我慢することではなく、工夫することで、効果が生まれます。その一番が、断熱性能を高めることで、化石燃料をできるだけ使わない生活ができますし、換気システムや省エネな家電製品を使うことで、その効果は、将来の人類に貢献することになると思います。
そして、もっと、大事なことは、日本人一人一人が、壊れたら捨てるのではなく、物を大事にして使いまわしたり、地球や地域を考えた生活やメンテナンスをすることで、ヨーロッパのようなゆっくりと落ち着いた、心のゆとりのある暮らしが、できると思います。
ドイツの夕食です。毎日、パンとソーセージとチーズとビールでした。
by 村上直樹
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2008.2.24
東京ミッドタウン
先週、東京ミッドタウンに行ってきました。六本木にあるのですが、地下鉄から、そのまま、つながっていて、だんだん、そのミッドタウンに近づいていくと、地下道の壁のデザインや音楽の雰囲気が、芸術的になっていくのを感じました。
そして、そのデザインにすぐれた先進的な建物の中に入ると、通路の片隅に案内掲示板があり、そのモニター画面をフィンガータッチし、行きたい店をジャンル別に検索でき、未来都市空間を体感できます。また、それぞれのお店では、デザイン性のある衣食住の文化を感じることができます。老若男女、そして、団体旅行の海外の人も多くいました。
東京は、どんどん変わる進化する世界一の未来都市ですが、秋田に帰ってくると、ここは、時間が止まっているのではないかと、感じたりします。それは、哀愁でもあり,安心でもあり、心の支えでもあるのかもしれません。
東京には、お金で買えるものが溢れていますが、秋田には、お金で買えないものが、たくさんあると思います。そして、東京での5分は、きっと、とても貴重な「都会の時間」ですが、秋田での5分は、たいした事の無い、のんびりした「秋田時間」だと思います。
これからも、秋田の風土に合った、お金では、買うことのできない心と体を癒せる家作りをして行きたいと、強く感じました。
東京ミッドタウンのインテリアショップ「IDEE」で、ウサギの縫いぐるみを買ってきました。(ちょっと高かったけど)
by 村上直樹